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家族

子育て人 学び 家族 育て方 親のあり方

子育てには点数より大切なことがある

2022年4月1日

2022年4月25日刊行 
松本 一公 著

小・中・高校での教員生活を終えた筆者がやがて、たどり着いた「こどもは幸福になるために生まれてきた」という境地。また、それを願わない親はいないのに、なぜ親の思いと子どもはすれちがっていくのかを問う本が誕生しました。

「点数より大切なことがある」のは、当たり前と思うと同時に、この本のページをめくる度に、点数や教育に縛られている自分にも気がつく。人が生まれながらにもっている「幸福になる能力」を伸ばしていけるように、筆者の願いが込められたメッセージの数々。

ジャパンマシニスト社、2022年春の協力出版の1冊です。

松本 一公(まつもと・かずきみ)プロフィール
1950年 兵庫県生まれ。小学・中学・高等学校での教員生活は37年に渡る。著書に『タイの農村にはまっちゃった──ノンクン村と私の10年』(東洋書院)、『幸来るおじさん』(燦葉出版社)ほか。

定価(本体価格1,300円+消費税)

四六判/160頁/ISBN978-4-88049-340-4

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もくじ
まえがき 6
Ⅰ まず、勉強の意味を見直してみれば
幼児のころは楽しみだった勉強 10
勉強の意味 23
学校の役割・親の役割 30
勉強の仕方 36
Ⅱ では、「幸せに生きる」を整理してみると
人ってなんのために生きているの? 46
信じる力 56
誠実さと賢さ 73
違うけれど同じ 83
思春期の幸せ 91
その先の人生を生きる力 104
Ⅲ そして、これだけは心に留めて
幸せになる能力 118
「いけない」と「いい」 130
楽しむ心 140
あとがき 156
0歳ー6歳 11歳ー18歳 7歳ー10歳 ちいさい・おおきい 子育て人 家族 親のあり方

ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.130

2021年10月8日
ちいさい・おおきい・よわい・つよい NO.130

2021年10月25日刊行
青野典子 渥美京子 内田良子 大谷尚子 加納土 貴戸理恵 桜井智恵子 永田夏来 浜田寿美男 光畑由佳 山田真 著

特集
「働く母」の子育て

「お金・時間・責任」のプレッシャー

「ふつうに仕事と子育てをしたいだけなのに」と社会学者であり3人のお子さんのお母さんの貴戸理恵さんは語る。

仕事と子育てを両立させるために、様々な工夫があり、周囲との交渉があり、段取りがあり、気配りも忘れない。

「できる子、よい子」を求められたお母さんたちが、真面目で努力家の大人になって頑張っている。でも、そんなお母さんたちにこそ、ふと息をつき、肩の力を抜き、空を見上げるひとときも欲しい。

『ち・お』が送る「働く母」をテーマにした今号は、毎夜お布団に入ったあとの数分、数行を読んで気持ちが落ちついていく本。筆者の温かい眼差しを感じる一冊です。

定価1,760円(本体価格1,600円+消費税)

四六判/192頁/ISBN978-4-88049-930-7

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もくじ
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉
たがいに考えあうために 02
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集代表)
「働く母」の子育て
「お金・時間・責任」のプレッシャー
思うようにいかない……「働く母」の実感
読者アンケートより 19
賃労働者とケア責任者、
ふたつの世界を往復する日々のリアリティ 25
貴戸理恵(社会学者)
Ⅰ こどもとのかかわり、働き方
「これでいいのかな?」と迷ったときに
1 しつけをはじめ、子育てのほとんどは保育園任せ。
親らしいことをしてあげられていない気がする。 38
任せられるところは任せて、「みんなで子育て」すればいい
青野典子(保育士/〈ち・お〉編集協力人)
2 家ではこどもを放ったらかし。
さみしい思いをさせていない? 45
こどもが親に当てにされる喜びを感じられるように
浜田寿美男(発達心理学・法心理学者/〈ち・お〉編集協力人)
3 こどもを預ける心がまえ、園生活で注意することは? 52
いつもと様子がちがったら、表情や体からのメッセージを聞きとって
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
4 習い事などに手をかけてあげられない。
そのせいで遅れをとらない? 60
「こどもに力をつけなくちゃ」と思わせる正体を知ることから
桜井智恵子(教育社会学者/〈ち・お〉編集協力人)
5 こどもがいても働きやすい環境をどうつくる?
職場で上司や同僚を味方につけるには? 66
「仕事」と「子育て」を分けない働き方も、ひとつの方法
光畑由佳(モーハウス代表/NPO法人「子連れスタイル推進協会」代表理事)
6 もっと自分の仕事をがんばりたい。
家族の理解や協力を得るには? 74
「家族に迷惑をかけない範囲で」という縛りから自由になって
渥美京子(ノンフィクションライター/一般社団法人コミュニティネットワーク協会理事長)
「働くお母さん」の日常、こども目線で見てみると
「沈没家族」と母子二人暮らしの経験から 81
加納 土(映画監督)
Ⅱ 「女性が働く」こと、「仕事」を続けることの困難
それでも「働くお母さん」がしんどい理由
社会の変わらない部分と男女の格差 92
永田夏来(社会学者)
障害児の母親が働くとき
長女・涼の子育てと「運動」で得た支え 104
山田 真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
おわりに
仕事も子育ても「半人前か?」と嘆いたあとに
ヒトが人間に育つために不可欠なこと 112
大谷尚子(養護実践研究センター代表/〈ち・お〉編集協力人)
Chio通信
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉(ち・お)ってなんだ? 122
山田 真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
こどもとつくってあそぼう! 127
ちいさな ちいさな かご
けんさくするまえに いしかわさんに きいてみよう 連載⑮ 129
Q いままで、こころはむねのあたりにあると思っていましたが、
体のどの部分にあるのですか?
いしかわのりひこ(児童精神神経科医/〈ち・お〉編集協力人)
いつものごはんに豆料理を 連載③ 132
レシピ・豆と玉ねぎのマリネ
エッセイ・料理のお手本はひとつじゃない
高島千晶(食品雑貨店経営)
リレーエッセイ 家族のかたち 第15回 137
重度複合障害の娘と暮らして②
「人のせいにする」ということ
最首 悟(思想家)
恐れず、あきらめず、楽天的 これが私の暮らしかた 連載⑤ 142
変わりゆく身近な風景
天笠啓祐(ジャーナリスト)
天草みかん山入植記—子らとめざした農的生活 最終回 147
小さいままに生きること
川野美和(農業)
何がおもしろうて読むか書くか 連載⑮ 153
集められるうちに集められるものを集めよう
立岩真也(社会学者)
フクシマからぼくが学んだこと 連載37 158
福島原発事故(その3)
山田 真(「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表/〈ち・お〉編集協力人)
笑顔で過ごす不登校—見守りと支えの心がまえ 連載④ 163
幼稚園・保育園に行くのをいやがるとき
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
予防接種、基本から 連載⑮ 169
新型コロナワクチン、副反応検討部会の資料から見えること
青野典子(「ワクチントーク全国」事務局長/〈ち・お〉編集協力人)
近刊予告 174
編集後記 175
創刊のことば 176
〔アピール〕原発のない日本を 178
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 180
〈ち・お〉バックナンバー常備店 182
ジャパンマシニスト社の本 184
2022年に向けて、〈ち・お〉〈お・は〉定期購読者募集 186
2022年〈ち・お〉〈お・は〉定期購読者への頼れる特典! 187
「ホームページ会員」3つの特典 188
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉の編集にかかわる人たち 190
インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 192
おそい・はやい 家族 思春期・自立 法・社会 環境 親のあり方

おそい・はやい・ひくい・たかい No.111

2021年7月2日

2021年7月25日刊行 
岡崎 勝 著

特集

仕事を辞めたい。

―職場で自分を守る最善の選択

教員歴45年の『お・は』編集人・岡崎勝先生。自身が管理職に目をつけられていた
新任の頃。やがてその管理職に「人事の悩み」を聞き、中間管理職の助っ人をする立場に。
「ブラック」と言われる学校現場で、さまざまな珍事、トラブルをフォローしてきた岡崎先生の体験と育まれた知恵は、あらゆる職場で待望の内容。

管理職と部下の「常識」のちがい、感情のすれ違いから発する問題、精神的に追いつめられない、大混乱に陥らないための必読特集。

定価(本体価格1,600円+消費税)

四六判/192頁/ISBN978-4-88049-661-0


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目 次
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって 2
岡崎 勝(〈お・は〉編集人/小学校教員)

仕事を辞めたい。—職場で自分を守る最善の選択
岡崎 勝(小学校教員)

はじめに 「失敗や挫折は人生システム終了」と考えてしまうあなたへ 14
Ⅰ 休むか、辞めるか、続けるか
「迷い」と「選択」に役立つ8つのQ&A
PART 1
仕事が「つらい」と感じたら
Q1 仕事のしんどさ、「我慢」していいのはどこまで? 20
Q2 「休む」のは、職場や同僚に迷惑? 26
Q3 一度就いた仕事は、三年は続けるべき? 31
Q4 仕事が自分に向いていない、職場があわないと思ったときは? 35
コラム 子どもやパートナーが「辞めたい」といったとき、家族ができること 40
PART 2
「辞める」と決めたそのときに
Q5 仕事を辞める前に準備しておくことは? 46
Q6 辞めることに家族の同意が得られないときは? 51
Q7 次の仕事を探すときに、注意することは? 56
Q8 とりあえず仕事を辞めたが、やりたいことがない。 61
児童精神神経科医・石川憲彦さんに聞く 66
命を守る「休み」が必要なときの処方箋
—回復までの目安と過ごし方
「うつ」かもしれない、どう判断する? 68
「ほんとうの休息」に必要なこと 75
薬を使うときの注意 77
まわりに「死にたい」という人がいたら 80
「死」からの距離が離れるとき 83
「心を使う」対人関係や社会が変化するなかで 84
II ベテラン教員・岡崎勝が教える
仕事への向きあい方と対人関係
「働く」ことを考えるときに 90
子どもとかかわる仕事で注意すること 96
「職場」でのふるまい方 111
組織=チームの一員であること 123
自分を守りながら働くために 130
おわりに よりよく生きるための仕事とは 139

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Oha通信
不登校のあとの暮らし方ー「働く」までのまわり道(3) 144
身体の不調と生きていく
野田彩花 フリーライター
うちのツレはカナリア│「空気」に反応する家族との暮らし(3) 153
求む! 空気のバリアフリー
三島亜紀子 論文漫画家
アニメをこんなふうに観てみると? 159
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が人々をひきつける理由
村瀬 学 児童文化研究者
〈お・は〉編集人の学校再生提案(3) 165
学校的「評価(数値化)」が生み出すもの
岡崎 勝 小学校教員
次号予告
創刊のことば 172
編集後記 173
[アピール]原発のない日本を 174
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 176
〈お・は〉バックナンバー常備店 178
岡崎編集人の動画授業「おかざき学級」やってます! 180
ジャパンマシニスト社の本 181
〈お・は〉〈ち・お〉とともにあらんことを! 182
2022年に向けて、〈ち・お〉〈お・は〉定期購読者募集 186
2022年〈ち・お〉〈お・は〉定期購読者への頼れる特典! 187
「ホームページ会員」3つの特典 188
〈お・は〉編集人・編集協力人 190
インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 192
子育て人 家族 育て方 親のあり方

Mana’s Family

2021年2月2日

2007年7月1日刊行 
安住 磨奈 著

母親の責任(ゲェ!)と成長(ケッ!)と愛の記憶(うっふん)

1970年生まれ。「中学もまともにでてません。家事ベタは度をこえています。女優ハットに卵もむけないネイル爪。しいたけも液状化した冷蔵庫に油とヤニで迷彩柄のレンジフード。ファミレスは第2の、カラオケ屋は第3のダイニング。こんな母親って、いかがなものでしょう」の帯文。

その横に小さく書かれているのは、「反・家庭教育」「脱・母親責任論」「超・家族力」。平成の子育てをみごとにサバイバルした安住磨奈の快作。

定価(本体価格982円+消費税)

四六判/221頁/ISBN978-4-88049-177-6

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11歳ー18歳 7歳ー10歳 おそい・はやい こどもの気持ち 園・学校生活 家族 小学生 育て方 親のあり方

おそい・はやい・ひくい・たかい No.110

2020年12月25日

2021年1月25日刊行 
岡崎 勝 著

特集

「叱り方」が下手な大人たち

この「声かけ」でこじれない関係をつくる

叱り、諭すコツ。その基本的な態度、条件をベテラン小学校教員の岡崎勝さんの実践から編んだ特集。

親子、教師と子どもたち、その年齢差、文化のギャップをどう埋めていけるのか?
家庭や学校だけではなく、いまや職場でのギャップも大問題。「言葉が通じない」「反省してもくり返す」「感覚がちがいすぎる」……そんなすれ違いをさまざまな角度から見直せば、関係修復の手立ても見えてきます。

さまざまな人間関係に応用できる特集。

定価(本体価格1,600円+消費税)

四六判/192頁/ISBN978-4-88049-660-3

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目 次
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって 2
岡崎 勝(〈お・は〉編集人/小学校教員)
「叱り方」が下手な大人たち
この「声かけ」でこじれない関係をつくる
岡崎 勝(小学校教員)
はじめに
「人づきあい」の基本は子どもとのかかわりにある 15

 

Ⅰ 「みんな」のなかで「一人ひとり」に声を届けるために
—「学級」という場でつくる関係性

子どもが「集団」に入ったとき
原則となるふたつのかかわり方—「対の関係」と「共同体の関係」 20
「叱る」ときはまわりの目線を意識して 22
高学年の個別指導は、声をかけずにメモを渡す 23
「生活の場」で大人はどうふるまうか
「目標」や「ルール」を掲げるときに 26
「いいたいことをいってごらん」にあるプレッシャー 28
「決まりだから守りなさい」に説得力はない 29
相手を見る、相手にあわせる 31
はみ出す子の「主張」は、きちんと聞く 32
「きちんとやりなさい」は必要なし 34
大事な話をするときは「悪いけどちょっと聞いてくれない?」 35
高学年の子には「たいへんだね」=「話せるなら聞くよ」 38
延長授業で「きりのいいところまで」はやらない 39
時間に遅れた子には叱責ではなく、労いの言葉を 41
子どもに「自分で自由に考えなさい」というときに 42
子どもにトラブルが起こったら
聞き方は、「どうしてやったの?」ではなく「どうしたの?」 45
公共の場で叱るときは「もうやめな」で十分 46
「厳しくしたほうがいい」はまちがい 48
子どもとの関係が煮詰まったら「距離をとる」 51
叱りすぎた自分をふり返るときに 52
「反省」という「儀式」 53
「反省」で大事な三つのこと—「事実確認」「謝罪・後始末」「決意表明」 55
緊張を解くには、掃除をしながら無駄口をたたく 57
個別に話を聞きたいときには細心の注意を 58
子ども×先生×親がかかわるとき
褒めなくてもいいから、柔らかく接する 61
「締める」やり方で、子どもから見捨てられることも 63
学級崩壊があったとき、子どもをどうフォローするか 65
心配している保護者には「お子さん、元気ですよ」 66
「あの親だから」「あの先生だから」という前に 68
地域で「声かけ」することで見えるもの 70

 

Ⅱ 「学習」の場面で声をかけるとき
—勉強が苦手な子も楽しめる「授業」の時間

生活のなかの「こと」や「もの」から学ぶ 74
子どもたちに話せるような「知識」のストックを 79
「学び=授業」をどう考えるか
授業中に叱ることや注意はしない 81
学習をゆっくり進めることで気づくこと 83
「予定どおり」にいかなくてもいい 84
授業は「楽しいだけでいい」という大原則 86
子どもが優先するのは「楽しい」こと 89
学校で教えていることは、できなくても生きていける 90
覚えるのに時間がかかることは早くからゆっくり進める 92
「この先生はおもしろい」と思ってもらえるように 94
「どうしてやらなきゃいけないの?」と聞かれたら 95
子どもに「教える」ときに大事なこと
丁寧に説明をしても、わからないものはわからない 97
子どもの「わからなさ」はすごく複雑 99
意外性のあることを聞かれたら「すごいね」 102
「まちがい」には、意味をもたせる対応を 104
コラム
低学年の学習のヒント① 107
子どもの興味や関心をかき立てる「0(ゼロ)の授業」
低学年の学習のヒント② 111
数の理解には、いろいろなパターンの問題を
子どもの姿や声のとらえ方
望ましい「子ども像」とは? 114
「黙っている」ことも、ひとつの「対話」 117
言葉になっていない思いを汲んでいけるように 119
「勉強が不得意な子」に教わるとき 121
「できなくてもいい」と思えないのはなぜか 122
「できるようにならなければならない」というプレッシャー 125
跳び箱を「跳びたい」という声をどう理解するか 127
わからないところを教えるときにはグループで 129
「子どもと楽しい時間を過ごせた」ことがエネルギーに 130
おわりに
「教える営み」をどう組み立てるか 133

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:

Oha通信
不登校のあとの暮らし方——「働く」までのまわり道② 138
ひきこもる気持ち/野田彩花(フリーライター)
うちのツレはカナリア——「空気」に反応する家族との暮らし② 148
わが家で欠かせない「ベイクアウト」/三島亜紀子(論文漫画家)
アニメをこんなふうに観てみると⑳ 154
『レッドタートル ある島の物語』に描かれた「ふたつの時間」/村瀬 学(児童文化研究者)
〈お・は〉編集人の学校再生提案② 163
学校で学ぶことは「将来、役に立つ」のか/岡崎 勝(小学校教員)
〈お・は〉〈ち・お〉とともにあらんことを!  169
岡崎編集人の動画授業「おかざき学級」やってます!  172
次号予告  173
創刊のことば  174
編集後記  175
現「モニター会員」の皆様へ 「ホームページ会員」へ移行のお願い  176
募集します!  177
[アピール]原発のない日本を  178
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト  180
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉バックナンバー  182
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉バックナンバー  184
〈お・は〉バックナンバー常備店  186
ジャパンマシニスト社の本  188
〈お・は〉編集人・編集協力人  190
インフォメーション ジャパンマシニスト 各種お問いあわせ先  192
0歳ー6歳 7歳ー10歳 ちいさい・おおきい 家族 法・社会 環境 育て方

ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.128

2020年10月15日
ちいさい・おおきい・よわい・つよい NO.128

2020年10月25日刊行
熊谷晋一郎 山田真 著

特集
なぜ、親は「正しさ」を
押しつけてしまうのか?

親や祖父母は、自分の経験や「常識」と感じていることを、一生懸命に子どもに伝えようと「しつけ」します。

編集人・熊谷晋一郎は、前作『ち・お』No.126で「みんなの貧困問題。」、さらにNo.125「ひとりでがんばってしまう あなたのための子育ての本」で「暴力と依存」をテーマに編んでいる。


ひと世代前までは、この「しつけ」は社会で生きていく術や感覚を身につけることにつながりました。でも、いまはどうでしょう。


過去、親や祖父母が「正しい」と思ってきたことは、これからの社会で生き抜く力になるでしょうか。すでに、大人たちが「正しい」と自信をもって言えることはない。けれど、とりあえず多くの人が「いいね!」と言うことに従っておいたほうがいい、と思い込んでしまっている。そんなことはないでしょうか。

筆者二人のキーワードは「障害」です。「障害」は差別される少数の人たちのこと? No.128は、混迷する社会で親や祖父母となった人たちにとって、いくつもの示唆に富む特集です。

定価(本体価格1,600円+消費税)

四六判/196頁/ISBN978-4-88049-928-4

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もくじ
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉
たがいに考えあうために 03
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集人)
なぜ、親は「正しさ」を押しつけてしまうのか?
はじめに
異なる時代、異なる身体を生きている親子へ 17
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集人)
異世代対談
こどもの歩みに、親はどうかかわるか 23
―導くもの・導かれるものだった立場から
山田 真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
×
熊谷晋一郎(小児科医)
1 親子の出会いと向きあい方 25
コラム①
親がしてくれたことで、「これはよかった」と思うことは? 45
答える人/熊谷晋一郎
2 「お母さん」はどうふるまうか 47
3 「大人のまなざし」でこどもを分断しないために
コラム②
「母の出番」「父の出番」があるとしたら、どんなとき? 69
答える人/山田 真
4 こどもの学校や進路を選ぶとき 71
5 親や周囲が「よかれ」と思うことをする前に 81
コラム③
普通学級で過ごしたなかで、いちばんの思い出は? 94
答える人/熊谷晋一郎
対談のあとで①
まずは「スタンスのちがい」を認めあうことから 96
熊谷晋一郎(小児科医)
対談のあとで②
母の望む人生を歩んだ私が、子育てで心がけたこと 102
山田 真(小児科医)
解説
親の「よかれ」を考え直すヒントに 108
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
Chio通信
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉(ち・お)ってなんだ? 122
山田 真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
こどもとつくってあそぼう! 125
はなをさかせよう
けんさくするまえに いしかわさんに きいてみよう 連載⑬ 127
Q どうして、こころを ハートで かくんですか?
いしかわのりひこ(児童精神神経科医/〈ち・お〉編集協力人)
こどもに語る ちいさな昔話 130
豆とおきとわら・豆っこのはなし
いつものごはんに豆料理を 新連載 135
レシピ・レンズ豆のスープ
エッセイ・昔からの庶民の知恵に
高島千晶(食品雑貨店経営)
恐れず、あきらめず、楽天的 これが私の暮らしかた 連載③ 140
たかがお茶の話
天笠啓祐(ジャーナリスト)
天草みかん山入植記―子らとめざした農的生活 連載② 145
放っておいてもみずから育つ
川野美和(農業)
リレーエッセイ 家族のかたち 第13回 151

血縁も国境もこえたところに
清水眞砂子(児童文学者・翻訳家)

何がおもしろうて読むか書くか 連載⑬ 156
介助者として働いてみようという本の話
立岩真也(社会学者)
フクシマからぼくが学んだこと 連載35 161
福島原発事故(その1)
山田 真(「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表
/〈ち・お〉編集協力人)
笑顔で過ごす不登校―見守りと支えの心がまえ 連載② 166
安心してこもれるプライベート空間を
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
予防接種、基本から 連載⑬ 172
接種回数にとらわれすぎないで
青野典子(「ワクチントーク全国」事務局長/〈ち・お〉編集協力人)
近刊予告 177
募集します! 178
創刊のことば 180
〔アピール〕原発のない日本を 182
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 184
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉バックナンバー 186
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉バックナンバー 188
編集後記 189
〈ち・お〉バックナンバー常備店 190
ジャパンマシニスト社の本 192
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉の編集にかかわる人たち 194
インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 196
11歳ー18歳 20歳- おそい・はやい こどもの気持ち ひきこもり 不登園・校 園・学校生活 家族 思春期・自立 親のあり方

おそい・はやい・ひくい・たかい No.109

2020年6月23日

2020年7月25日刊行 
内田良子 著

特集

「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき

学校に行きたくない理由はさまざまです。
どうして? と問われても、子どもは言葉にならない傷をすでに負っているかもしれません。
少し様子を見ようと、親のほうに余裕があるうちは不登校が許されますが、親にも事情があり、不安も募り、心配は日ごとに高まります。
つい、声を荒げたり、なだめたり、気持ちの焦る人は学校以外の居場所を探したり。

親のよかれと子どもの願いはいつもすれちがい、気がつけば子どもは迷路のなか。「明日は学校に行きたい」というときは、「今日は学校へ行かれない」という訴え。心の傷は小さく見えても、そう簡単に癒されるものではない。

休息が必要なときに背中を押せば、その勢いで登校をはじめても、やがて疲労困憊して、心を閉ざし「ひきこもり」という抵抗がはじまります。
不登校は、親子の豊かな時間になるはずなのに。

高校だけは、やっぱり大学にも……と親の思いが強くなるほどに、学歴よりもかけがえのない大事なものを見失う。
でも、それでは、どうやって生きていくの?

心配や悩みのつきない方はぜひこの本を開いてみてください。

定価(本体価格1,600円+消費税)

四六判/192頁/ISBN978-4-88049-659-7

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目 次
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって 2
岡崎 勝(〈お・は〉編集人/小学校教員)
「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき
内田良子(心理カウンセラー)
はじめに
一本の細い道 13

 

Ⅰ 学校に行かなくてもいいんですか?

心理室から「モモの部屋」へ 18
相談の場で子どもたちが教えてくれたこと
心理室で子どもたちの具合がよくなった 20
一歳八ヶ月の子でも話せばわかる 22
見えてきたのは、身体症状と学校生活との関係 25
学校は行かなくてもいい 28
学びは誰のためにあるのか 30
自分の力で考えること 32
子どものいうことを信頼する 34
心配や悩みごとが言葉として出てくるとき 35
なぜ、子どもを追いこむのか
子どものことがわかりはじめるとき 38
答えは子どもが教えてくれる 40
人生の荷物は人に預けない 42
「登校拒否」だった子ども時代 44
まずは疑ってかかる 46
自分を守ってくれたもの 48
「いじめられている」といえない子どもたち 49
「いい母親」を演じるプレッシャー 51
親子が対等な関係になるために 53
子どもから問われるのは、親の生き方 55

 

Ⅱ 親子の和解と修復のものがたり

子どもの傷と周囲の気づき 58
1 基本になること
(1) 危険な場所には近づかないこと 60
(2) なぜ、人がこわいのかを知る 60
(3) 二度めの傷は大きな痛みをともなう 62
(4) 傷口を広げないための近道 63
(5) 親子関係の断絶を招くとき 63
(6) 不安をもちつづけたときに起きる症状 64
(7) ゲームは命の浮き輪 65
(8) なにか理由があるのではないか、と思いをめぐらせる 66
(9) こだわりが強くなるとき 67
(10) 親が、日々傷つけ直していることに気づく 68
(11) 親子関係が険悪になったら 69
2 親が変わるとき
(12) 体験を語り伝えあう 70
(13) 父親の理解で改善すること 71
(14) 体験を共有する先に 72
(15) 親の人間的な成長 73
(16) 親自身の不安の実態が明らかになる 74
3 話を聴くこと、話をすること
(17) 最後まで聴く 77
(18) 親にほんとうの話をするとき 78
(19) 一部始終を話せるようになるには 80
(20) 働きはじめて……過去に負った心の傷の修復 81
(21) 信頼の基本 83
(22) 夫の話をよく聴けるようになる 84
(23) 「なにを迷っているの?」という問いかけを 85
(24) つらい思い出を語る 87
(25) だから、話の腰を折らない 89
(26) 傷ついた隣人の話を聴く距離感で 91
(27) 心の傷が回復するということ 92
(28) 専門家に委ねなくても 94
(29) 和解のとき 95
(30) 助け舟はいらない 96
4 親が心すること
(31) 必要なのは、屋根と寝床と食事、そして時間 98
(32) 医療に頼ることで起こるのは  100
(33) 発達障害という誤解 101
(34) 薬を知る 102
(35) 「助けて」をいわない子への注意 103
(36) 「NO」をしっかり受けとめる 105

 

Ⅲ 子どもたちの抵抗と母親たちの連帯

──不登校をめぐる歴史から
「命が大事」という原点 108
「親の会」が広がる──親が子どもの側にいた時代 110
親同士、「親の会」同士がつながり学ぶ時間 111
教育行政がつくる「親の会」と相談のルート 113
親たちが教育行政にとりこまれて 115
「心の居場所」だった保健室は 117
専門家は権力に奉仕する 118
人間として学校を「休む権利」 119
「教育機会確保法」の問題点──自殺する子は減ったか 120
「教育機会確保法」の問題点──ほんらいの子どもの権利を明示したか 122
「教育機会確保法」の問題点──貧困、障害のある子も安心して学べるか 123
ホームエデュケーション──家庭の学校化への懸念 125
おわりに
ひきこもるくらしから獲得する「生きる学力」 128
解説
「寄り添う覚悟」をする「勇気」と「幸せ」を育てるために 132
岡崎 勝(〈お・は〉編集人/小学校教員)
Oha通信
不登校のあとの暮らし方──「働く」までのまわり道① 138
高校へ行かなかった私
野田彩花(フリーライター)
うちのツレはカナリア──「空気」に反応する家族との暮らし① 148
三島亜紀子(論文漫画家)
アニメをこんなふうに観てみると⑲ 154
『映画ドラえもん のび太の宝島』の「宝もの」とは、なんだったのか
村瀬 学(児童文化研究者)
〈お・は〉編集人の学校再生提案① 163
コロナで思う学校託児所論
岡崎 勝(小学校教員)
0歳ー6歳 11歳ー18歳 20歳- 7歳ー10歳 アレルギー・病気 予防接種 出産・医療 園・学校生活 子育て人 家族 暮らしと医療 法・社会 環境

アフターコロナ世代の子育て

2020年5月26日

2020年6月5日刊行
山田真 石川憲彦 著

感染症への確かな基礎知識、社会変化に対してパニックにならないメンタルケア、

科学技術への反省、暮らしや教育や豊かさへの価値観の見直し……

昭和から平成時代の子育てや教育、医療現場で、発言を続けてきた筆者らが緊急提言。

ウイルスや細菌との共生、競争や孤立からの連帯を学ぶことに、未来は開かれていく。


山田真(やまだ・まこと)プロフィール
1967年東京大学医学部を卒業。以後、東京都八王子市の八王子中央診療所に勤務、その後同診療所理事長。自身も障害をもつ子どもの父親であり、能力主義や優生思想に対して積極的に反対の意見表明を続けている。『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』編集協力人。

石川憲彦(いしかわ・のりひこ)プロフィール
1973年東京大学医学部卒業。以後、東京大学医学部附属病院小児科、同精神神経科、マルタ大学児童精神科客員研究員、静岡大学教授(保健管理センター所長)などを歴任。『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』編集協力人。2004年、東京都目黒区に「林試の森クリニック」を開業。2017年院長を交代してフリーに。

 

定価(本体価格1,000円+消費税)

A5判/88頁/ISBN978-4-88049-335-0


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目次

 

Ⅰ まず、感染症を知る 助言:小児科医・山田真
1)子どもの病気の見方
ウイルスの復讐?/ウイルスとの一定のトラブルをどうするか/自然治癒力と進化医学/薬の使い方の基本
2)感染症の基礎知識
ウイルスによる感染症はおもに七種/比較的新しいウイルス/ウイルスと治療薬/細菌による感染症/細菌に効く薬/子ども発症が少ない理由/感染症流行の見方/潜伏期間と感染/学級閉鎖と効果/不安が錯綜する状況で
3)病原体とのつきあい方
恩恵を受けている生物/攻撃すれば強くなる病原菌
4)アレルギーは文明病?
ある物質に対する「異常な反応」/アレルギーの原因となるもの/自然のバランスや生態系を変化させた結果

 

Ⅱ ストレスと子どもへの影響 助言:児童精神科医・石川憲彦
1)「ストレス」を知る
不自由な暮らしが日常/問題なのはリラックス状態に戻れないこと/目安になるのは「食う・寝る・遊ぶ」ができているか/「変調状態」が二週間続いたら要注意
2)家にこもりがちな暮らし
こどもの退屈な様子/ネットで遊ぶ時間/外と内を使い分けすぎていた私たち/あやうくなっていた実情/ネットで学ぶべきこと/親子がぶつかるとき
3)幼児の育ちへの影響
幼稚園や保育園は必要なのか?/ある期間、一人ぼっちの体験をしても/大人は子どもほど柔軟性がない/安全なこもり方が許される状況のなかで/
4)学齢期の日常
環境の変化に慣れるまで/将来が見えなくなる不安を体験すること/教育とはなにか/評価軸で分けるのは最悪の教育/
5)子どもの様子が心配になったとき
将来ゲーム依存? 心配な未来予測はなし/食べない、運動しない子/気になるのは新たな約束事項/ストレスをどう解消するか/解決方法を見つける/いまの状況から学ぶこと

 

Ⅲ 将来への教訓と備え 助言:小児科医・山田真
──私たちはなぜ不安になり、差別が生まれるのか
1)新型のウイルスがもたらしたこと
自己責任論による差別/「わからない」という不安による差別/いまの状況を説明、判断するときに/正しい情報が不足すれば、トラブルは起こる/ウイルスの量と発病の関係/わからないものを、どうあつかうか/感染症の歴史から見えること/喉元過ぎれば熱さ忘れる?
 
2)私たちの医療のこと
実態調査をしない/事実上崩壊していた医療/非常時に対応できない理由/感染症の専門家がいない/いざというときに備えるために
0歳ー6歳 7歳ー10歳 こどもの気持ち ちいさい・おおきい 家族 法・社会 環境 育て方

ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.127

2020年4月6日
ちいさい・おおきい・よわい・つよい NO.127

2020年4月25日刊行
熊谷晋一郎 著

特集
お母さんの当事者研究

本心を聞く・語るレッスン

日常に疲れたり、胸の奥に刺さる思いを……忙しい毎日にごまかしている。
誰にでもある「こまりごと」を肥大させたり混迷しきる前に「当事者研究」を。


編集人・熊谷晋一郎は、前作『ち・お』No.126で「みんなの貧困問題。」、さらにNo.125「ひとりでがんばってしまう あなたのための子育ての本」で「暴力と依存」をテーマに編んでいる。


それは多くのお母さんにとっては「私のこと」ではなく、「他者の物語を聞く」ことに等しかったかもしれない。


今号はその完結編。
前号までに「他者の物語」として読んだ世界と「私の物語」を重ねてみる。
読者を「自分の物語を語る」側へといざなっていく「当事者研究」に挑戦する。
自分を正直に語る難しさ。
それに、挑戦した初対面の読者6名の記録。

定価(本体価格1,600円+消費税)

四六判/204頁/ISBN978-4-88049-927-7

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もくじ
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉
03 たがいに考えあうために
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集人)
はじめに
15 いま、どうして当事者研究が必要なのか
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集人)
20 この本の使い方
やってみよう! お母さんの当事者研究
―六人の語りと気づきの記録
自己紹介
26 当事者研究を始める前に
研究テーマを決める
36 進めるうえでのポイント(留意点)
41 シェアしたい「困りごと」を考える
45 選んだテーマを発表する
ペアでのワーク
52 「苦労のエピソード」をふり返る
58 お母さんたちの語り①―エピソード
78 くり返す「パターン」と「苦労度」を探る
83 お母さんたちの語り②―パターン・年表
発表の時間
104 研究での「発見」をわかちあう
119 最後のまとめと明日からの宿題
おわりに
127 語りはじめようとするあなたへ
熊谷晋一郎(小児科医)
Chio通信
130 〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉(ち・お)ってなんだ?
山田真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
133  こどもとつくってあそぼう!
ゆびのりシーソー
135 けんさくするまえにやまださんににきいてみよう 連載12
Q(洋画のディープキスのシーンを見て)
なぜ あんなに、キスを ペチャペチャ ながくしているの?
やまだまこと(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
138 こどもに語る ちいさな昔話
夢買長者
143 86歳、洋子さんの「いただきます」 連載12
レシピ・豚こま肉と根菜の煮こみ
エッセイ・おいしいおはなし―母親の側で食べたふかし芋
富山洋子(日本消費者連盟顧問/〈ち・お〉編集協力人)
148 恐れず、あきらめず、楽天的 これが私の暮らしかた 連載2
5G
天笠啓祐(ジャーナリスト)
153 天草みかん山入植記―子らとめざした農的生活 新連載
草や木のほうにばっかり心が向いてゆく
川野美和(農業)
159 リレーエッセイ 家族のかたち 第12回
母の/女の「はたらき」を組みかえる
村上潔(女性史研究者)
164 何がおもしろうて読むか書くか 連載12
話してもらう
立岩真也(社会学者)
169 フクシマからぼくが学んだこと 連載34
チェルノブイリ事故(その9)
山田真(「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表/〈ち・お〉編集協力人)
174 笑顔で過ごす不登校――見守りと支えの心がまえ 新連載
早めに休めば、心とからだの回復も早いのです
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
180 予防接種、基本から 連載12
副反応の疑い、報告数にあがらないことも
青野典子(「ワクチントーク全国」事務局長/〈ち・お〉編集協力人)
185 近刊予告
186 募集します!
188 創刊のことば
190 〔アピール〕原発のない日本を
192 〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト
194 〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉バックナンバー
196 〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉バックナンバー
198 〈ち・お〉バックナンバー常備店
200 香害・化学物質過敏症の本
201 編集後記
202 〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉の編集にかかわる人たち
204 インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先
0歳ー6歳 11歳ー18歳 20歳- 7歳ー10歳 アレルギー・病気 園・学校生活 子育て人 家族 暮らしと医療 環境

「香害パンフ」 化学物質過敏症って?(4巻セット)

2020年2月25日

2020年3月30日刊行
監修 宮田幹夫 山口和彦
編  ジャパンマシニスト編集部
作画 松岡おまかせ

シックハウス、シックスクール、農薬や受動喫煙、近隣の塗装や柔軟剤、合成洗剤などなどで、「化学物質過敏症」を発症すると、みんなの協力なしでは仕事も通学も暮らしもピンチ!

発症すると、「見えない」「周囲の人には感じない」空気で、鼻水、頭痛、咽頭痛、ときには卒倒するほどの反応を起こすことがある。
みんなに知ってもらい・理解してもらい・協力してもらいたい!
そんなとき、「ちょこっと読んでみてね」と手渡しやすい「香害パンフセット」。

定価(本体価格1,200円+消費税)

A5判/各巻26頁/ISBN978-4-88049-145-5

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各巻主な内容
1巻:こんにちは! 松岡おまかせです
作画を担当した化学物質過敏症の松岡おまかせさんの発症から暮らし方までを描いた1冊。ある日突然発症する人たちの暮らしがわかる基礎基本。
3 化学物質過敏症とは? −−症状、発症のきっかけ
13 予防のためにできること −−洗剤を見直してみませんか?
24 化学物質豆知識 −−VOCについて

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単巻(1巻4冊セット)お買い求めの方はこちらに >>

2巻:宅配業者さんへ
発症者の暮らしにも欠かせない宅配業者編。自宅を訪れる業者さんの洗濯臭、消臭剤、抗菌剤に困ったとき手渡せる1冊。
3 化学物質過敏症とは? −−具合が悪くなるもの どんな症状?
8 荷物の受け取り時に反応物質に当たることが!
18 化学物質豆知識 −−VOCについて
20 化学物質過敏症の生活って?
23 予防のためにできること −−洗剤を見直してみませんか?

2巻のなかみを見る >>
単巻(2巻4冊セット)お買い求めの方はこちらに >>

3巻:幼稚園・保育園の先生・職員さんへ
食物アレルギー、花粉症のように化学物質過敏症を増大させないために、幼い子たちの空気環境を守りたい。園や保護者がその実態を知る入門パンフ。
3 化学物質過敏症とは? −−具合が悪くなるもの どんな症状?
8 こまかせちゃんの家族はみんな化学物質過敏症
11 幼稚園から帰ったこまかせちゃんから人工的なニオイが!
20 子どもの1日 −−生活の中の化学物質
23 予防のためにできること −−洗剤を見直してみませんか?

3巻のなかみを見る >>
単巻(3巻4冊セット)お買い求めの方はこちらに >>

4巻:学校の先生・職員さんへ
いま、友達や先生から漂う柔軟剤、消臭剤、制汗剤などで、通学できない児童生徒が増えています。え!? なにも感じません……という先生、保護者へ。
3 化学物質過敏症とは? −−具合が悪くなるもの どんな症状?
8 シックスクール 症候群のお話
12 生活の中に増え続ける化学物質は「香料」
15 学校から家までついてくるニオイ
18 化学物質過敏症で孤立する子ども
22 子どもの1日 −−生活の中の化学物質
25 予防のためにできること −−洗剤を見直してみませんか?

4巻のなかみを見る >>
単巻(4巻4冊セット)お買い求めの方はこちらに >>

 

監修は、そよ風クリニック・宮田幹夫医師、脳科学者・山口和彦先生です。