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こども性教育

11歳ー18歳 20歳- 7歳ー10歳 おそい・はやい 思春期・自立

おそい・はやい・ひくい・たかい No.113

2022年6月23日

2022年7月25日刊行 
岡崎勝 宮台真司 著

特集

《実録》愛と希望を語る90分

こども性教育

前作『お・は』No.112『大人のための「性教育」』は、本号No.113を読み解くための一号だった。
本号は、その実践編。社会学者・宮台真司と小学校教員・岡崎勝が、小学生から大学生、そして保護者達の集まる会場で語った「性と愛の授業」全記録。

宮台は、さまざまなデータや動画を示し、大人たちの性と愛の現実を、私たちが失ってしまったものを、子どもたちに語りはじめた……。

大学生の一人は問う。「現実を知れてすっきりした。希望がもてた。どうして、こういう性教育を学校ではしないのですか」。

定価(本体価格1,600円+消費税)

四六判/192頁/ISBN978-4-88049-663-4
 

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目 次
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって 3
岡崎 勝 〈お・は〉編集人/小学校教員

《実録》愛と希望を語る90分
こども性教育
岡崎 勝(小学校教員)/宮台真司(社会学者)

講座の前に 13
【1時間目】 どうして一人ぼっちは寂しいの?
──いつでもつながれるのに「孤独」な時代
●なぜ私たちは「孤独」をおそれるのか?
ぼくが子どもだった時代にあったもの 19/家族がいてもいなくても、死ぬときは一人ぼっち 20/「孤独」になると、早死にしやすくなる 23/「孤独」を合理化するために敵をつくる 25
●「集団」から「個人」の暮らしになったのは、どうして?
近所づきあいがなくなり、どこにいても電話がつながる時代 29/地域のおじちゃん・おばちゃんのお店で買い物をしていたころ 32/「安全・便利・快適」によって失われたもの 33
【2時間目】「恋愛・セックス・結婚」はどう変わったの?
──統計に見る日本人の意識と現実
●したいけど、できない? それとも、したくない?
減少が進む若者の「性体験率」 37/「恋愛稼働率」は女性が男性の二倍 37/いまの若者は将来「結婚」できない? 43
●「恋愛」の相手に求めるのは?
好みの相手を探すことから始まる「恋愛」で起こること 47/コロナ禍で増加したマッチングアプリでの出会い 49/女性が結婚で重視するのは「愛よりも金」 52/日本の家族の絆は非常に弱い 53/ネット上の人間関係は、困ったときに助けてくれない 55
【3時間目】「いい恋愛」をするには、どうしたらいいの?
──これからを生きる「希望」を見出すために
●なぜ「恋愛」がしたいんだろう?
大人たちの意識や生活の変化と「性体験率」の関係 61/「同じ世界」で一つになる体験がなくなって 62/「恋愛」をしたら「幸せ」「楽しい」? 63/「恋愛」をしたいと思わないのはなぜ? 66/「恋愛関係」と「友だち関係」は、どこがちがう? 69/セックスがないと「恋愛」は成り立たない? 71/コクって「イエス」があれば「つきあっている」? 73
●本当の「恋愛」ってなんだろう?
「恋愛」って、いつ始まったの? 77/どんな価値観を選ぶ? 80/自分の相手が別の人とデートをしたら怒る? 82/「究極の相手」はどう確かめる? 83/「同じ世界」に入ることと、セックスはどこがちがう? 86/なぜ「危険」とわかっているセックスをするの? 88/セックスは「不安」なのに、なぜ意識してしまうの? 89/それでもやっぱり「恋愛」したいのはなぜか? 91
質問コーナー 大人も、子どもも、さらに教えて宮台さん! 94
【小学生向け岡崎先生の特別授業】
「大人」になるみんなへ
──男の子と女の子、そして家族のこと
●体と心の「プライベート」な部分って、どんなこと?
「成長」について考えてみよう 104/ほかの人にさわられたら困る体の部分 106/男と女の体って、どうちがうの? 111/性別は「男」と「女」だけじゃない 118/「プライベート」なことを話すときは相手のことを考えて 121
●家族や友だちと仲よくつきあうには、どうしたらいいんだろう?
お父さん・お母さんが「口うるさい」のはどうして? 123/最初はできなくても「家事」にチャレンジしてみよう 126/便利な生活のなかで、どうしたら幸せになれる? 128/「いい友だち」がほしかったら、まずは自分をみがくこと 130
講座のあとで 133
●おわりに この本を手にした大人のみなさんへ
「挫折の先取り」で「恋愛」を不可能にしないように/宮台真司(社会学者) 136
「性愛」はおもしろいことだと伝えるために/ 岡崎 勝( 小学校教員) 148

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Oha通信
不登校のあとの暮らし方──「働く」までのまわり道(5) 156
居場所との出会い 野田彩花(フリーライター)
アニメをこんなふうに観てみると(23) 165
『竜とそばかすの姫』に見る思春期の心のかたち 村瀬 学(児童文化研究者)
〈お・は〉編集人の学校再生提案(最終回) 171
〈気をつけ〉にある「身体の管理操作の快感」 岡崎 勝 小学校教員
創刊のことば 177
編集後記 178
定期購読者への頼れる特典! 179
アピール 原発のない日本を 180
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 182
〈お・は〉バックナンバー常備店 184
重要なお知らせ 186
〈お・は〉編集人・編集協力人 190
インフォメーション ジャパンマシニスト社森の編集室からのお知らせ 192
11歳ー18歳 20歳- 7歳ー10歳 おそい・はやい 思春期・自立 親のあり方

おそい・はやい・ひくい・たかい No.112

2021年12月25日

2022年1月25日刊行 
岡崎勝 宮台真司 著

特集

子どもに語る前に
大人のための「性教育」

「性教育」は、愛と責任と多様性への深い考察と、大人の覚悟が必要。

生き物としての仕組みや社会的な規範を語る「性教育」では、なにかが足りない。日本の「性教育」は「純潔教育」にはじまり、性交と中絶や病気、出産と家族愛を語る授業が主だった時代を経て、いま、ジェンダー、多様な性、性的同意、性加害被害の問題がテーマとなっている。

「性のことをうまく伝えることができない……」という大人たちの声に、社会学者・宮台真司と『お・は』編集人・岡崎勝が織りなす一大特集。
なぜ、いま二人は「性や愛の教育」を重視したのか。続編次号『こども性教育』につながる大人の予習編。永久保存版。

定価(本体価格1,600円+消費税)

四六判/192頁/ISBN978-4-88049-662-7
 
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目 次
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって 3
岡崎 勝 〈お・は〉編集人/小学校教員

子どもに語る前に大人のための「性教育」
岡崎 勝(小学校教員)/宮台真司(社会学者)

1時間目 そもそも「性教育」って、なんですか?

学校の「性教育」に期待できるか? 12
三つの柱は「身体の仕組み」「人権教育」「性愛」/親の関心が高いのは「性犯罪・性暴力」/「性愛」の経験値が低い、教員や親たち
教員にも親にも「性教育」の資格はない。その理由は……? 17
一九八〇年代、「新住民化」で変わった生活環境/公園で焚き火ができた時代/昔の子どもたちが外遊びで学んだこと/「身体でつながる感覚」が生まれるとき/「性交」にも必要な「コール&レスポンス」の態勢/「セックスは作業」となった現在
性的退却が進んだいま、失われているのは? 28
「性の過剰」さがあったころ/先輩や同級生、変なおじさんとの関係のなかで/親や教員は絶対に教えられないこと
「性教育」では得られないものは? 33
学校で「性」を学ぶことが退却につながる?/大切なのは「知識」よりも「動機づけ」/ポジティブな「動機づけ」が得られるかどうか

2時間目 「性」とは、なんだろう? 「愛」とは、なんだろう?

「性愛」の劣化を防ぐことはできるのか? 38
親が「性」を教えようとすることの悪循環/親は「愛」を子どもに学ばせる存在/「社会」に適応すると「性愛」は劣化する/「性愛」「友愛」に必要な「贈与」の構え
親もダメ、教員もダメ。子どもたちを導くことができるのは? 44
トラブルやリスクを避けたい大人たち/日本の親はもともと子育てのノウハウを知らない/「言葉・法・損得の外への開かれ」を促すには/「同じ世界を生きている」と思える条件/「コンテンツ教育」と「パントマイム教育」/体験を伝える「旅芸人方式」で/「性」と「愛」を伝えるときには/ワークショップの入口が「性」であるべき理由
「性」に関して、法や条例は有効? 56
「性」問題に対する厳罰主義/援交ブームから起こった条例制定/かつて当たり前だった教員と生徒の交際/いまの民主制で解決できないのは/新住民が民主主義で地域を壊す/「友愛」と「性愛」を欠いた尊厳はない/五〇年間の長い「空っぽ」/「社会」の代わりをする「世間」が消えた/法律や条例を変えても日本はダメ/「友愛」と「性愛」の劣化を「性愛」から切り開く/「性愛」の能力と関係する「友愛」と「公共的関心」
「危険」を子どもに、どう知らせる? 69
子どもに疑うことを教えるのが「性教育」?/「性愛」の経験は知識では補えない
「性愛ワークショップ」本当に学ぶべき、その中身は? 74
セックスを通じて「絆をつくる」/「アメーバになる」ことで「愛」を育む/性交の「アフォーダンス」と日常の「ミメーシス」/「愛の意味論」を理解する/「損得を超える構え」の入口は損得/〈前半プロセス〉での勘違い/「社交術」の本質とはなにか/一喜一憂からの解放としての「社交術」/「歩留まり的な構え」との違い/〈前半プロセス〉を支えるオーネスティ/〈前半プロセス〉と〈後半プロセス〉のつながり/「性交」の中身に踏み込まずに語れること/相手の目を見る、相手の手を握る/田中泯の「場踊り」を導きの糸にする/「雰囲気」にのまれることとの区別/「育ちの悪い大学生」にどう働きかけるか/決まりを破るだけで入れる「同じ世界」
「性の多様性」を、どう捉える? 101
学校では「認めよう」という流れはあるものの/性的な対象が絞り込まれていない思春期のころ/三人に一人がゲイ、背景を理解する/自分のなかにいろいろな人がいるという感覚

3時間目 「幸せ」な大人になるには、どうしたらいいですか?

「リスク管理」は大事ではない? 108
枠の外に出てしまう怖さ/学校の外で得られるドキドキする体験/共犯関係から始まること/不幸や悲しみなしに「愛」は得られない
「愛」を、どう伝えるか? 113
予定調和の「性愛」はありえない/体験教育に使える韓国ドラマ/「愛」は社会のカテゴリーを超える
「責任」を、どう考えるか? 117
道徳教育に用いるべき一九六〇年代作品/「自己決定」できず、「自己責任」が推奨される日本/八〇年代以降当たり前になった「安心・安全」への要求
大人が「覚悟」すべきことは? 122
失敗を恐れる子どもたち/教員・親に必要なのは罰せられてもいいという構え/子どもにとって有効なことをやりつづけるには/学校に期待しない、そこから始める
課外授業 親の私たちに、教えて宮台さん! 127

授業のあとで

「性愛」の「魅力・誘惑」を大切にすることで、人は一人前になる 135
岡崎 勝 小学校教員
「性教育」ならぬ「性愛教育」が不可欠な理由 140
宮台真司 社会学者

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Oha通信
不登校のあとの暮らし方│「働く」までのまわり道④ 150
外に出るきっかけ/野田彩花 フリーライター
うちのツレはカナリア│「空気」に反応する家族との暮らし④ 159
悩ましい「香害」への理解
三島亜紀子 論文漫画家
アニメをこんなふうに観てみると? 165
『ラーヤと龍の王国』が描く「相手を信じる力」とは/村瀬 学 児童文化研究者
〈お・は〉編集人の学校再生提案④ 171
教員の多忙さと「快感の原理」/岡崎 勝 小学校教員
次号予告 176
創刊のことば 177
編集後記 178
「ホームページ会員」3つの特典 179
[アピール]原発のない日本を 180
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 182
〈お・は〉バックナンバー常備店 184
ジャパンマシニスト社の本 186
2022年〈ち・お〉〈お・は〉定期購読者募集 187
2022年〈ち・お〉〈お・は〉定期購読者への頼れる特典! 188
〈お・は〉編集人・編集協力人 190
インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 192

2018年2月12日

お知らせ

【 新刊 】2023/ 4/10 技能検定・学科の急所(上巻)2023年版
【 新刊 】2023/ 4/10 技能検定・学科の急所(下巻)2023年版
【 新刊 】2022/ 10/25 『お・は』No.132 「遊び」の本質 
【 新刊 】2022/ 7/25 『お・は』No.113 こども性教育
【 新刊 】2022/ 4/25 『お・は』No.131 こどもの「こころと脳」を科学する
【 新刊 】2022/ 1/25 『お・は』No.112大人のための「性教育」
【 新刊 】2021/ 10/25 『ち・お』No.130 「働く母」の子育て
【 新刊 】2021/ 9/28 『Oil』Vol.1あとまわしにしない「生活設計」
【 新刊 】2021/ 7/25 『お・は』No.111 仕事を辞めたい。
2022年『ち・お』『お・は』継続刊行キャンペーン【定期購読】に新しい特典!!
1年間『ち・お』『お・は』無料で【ジュディさん】300人募集中
【 新刊 】2021/ 4/25 『ち・お』No.129 「過敏さ・繊細さ」解体新書
【 ご報告 】2021年クラウドファンディング終了のお礼とご報告
【 新刊 】2021/ 3/6 心療内科・精神科の薬、やめ方・使い方
【 新刊 】2021/ 1/25 『お・は』No.110 「叱り方」が下手な大人たち
【 新刊 】2020/ 11/28 15分動画でワクワク! 小学生の授業(シーズン2・3)
【 新刊 】2020/ 10/5 こころ学シリーズⅢ 「発達障害」とはなんだろう?
【 新刊 】2020/ 9/10 「甘い香り」に潜むリスク 香害は公害
【 新刊 】2020/ 8/17 15分動画でワクワク! 小学生の授業(シーズン1)
【 連載更新 】2020/ 8/16 不登校のあとの暮らし方――「働く」までのまわり道 連載5 「居場所との出会い」
【 新刊 】2020/ 7/25 『お・は』No.109 「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき
2020/4/27 「ちえぶくろ相談室」は、YMCA「#はなれてもつながっている」キャンペーンに賛同しています。
【 ちえぶくろ相談室 】2020/ 3/24 「お・は」「ち・お」の編集・執筆者による相談室がオープン!
【 新刊 】2020/ 3/30 「香害パンフ」 化学物質過敏症って?(4巻セット)
【 新刊 】2020/ 2/25 『お・は』No.108 思春期心中 なぜ「大人」になれないのか
【 新刊 】2020/ 2/10 岩崎宏美論 青春の楽曲から歌唱までの一考察
【 新刊 】2020/ 1/25 『ち・お』No.126 みんなの貧困問題。つながりのなかで子育てをするために
【 オンライン相談室 】2020/ 1/23 「山田真 オンラインこども・からだ相談室」開設のお知らせ ➡︎2020/3/24「ちえぶくろ相談室」に統合しました
【 オンライン相談室 】2020/ 1/17 「いしかわのりひこ オンライン精神科相談室」情報更新 ➡︎2020/3/24「ちえぶくろ相談室」に統合しました
【 重要なお知らせ 】2018/ 8/8 ログインの方法
【 更新 】2019/11/22 『#香害本チラシ撒く人』のチラシ各バージョンはこちらから
【 オンライン相談室 】2019/ 7/1 「いしかわのりひこ オンライン精神科相談室」開設のお知らせ
【本誌;お詫びと訂正】2018/ 12/20「ち・お」117号『予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ。』 お詫びと訂正
【イベント】2018/ 10/28 『ち・お』25周年、『お・は』20周年創刊記念イベント
【 新刊 】2018/ 8/25 『お・は』No.102「平成」の子育ては、なぜ難しかったのか。
【 新刊 】2018/ 7/25 『ち・お』No.120 子育て。ありのまま生きてやろうじゃないか。
【 HP掲載 】『ち・お』年間定期購読者の皆さまへ 富山洋子さんの記事はこちらです。
 富山洋子さんがおすすめする季節のレシピとエッセイは、『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』の年間定期購読者向けの付録「Chio通信」に掲載しています。
 ところが、2018年7月刊行の「Chio通信」06号は、急遽『ち・お』元編集代表、小児科医・毛利子来さんを追悼する特別号としましたため、暑い夏にこそのレシピ、そしてエッセイを掲載できませんでした。富山洋子さんにお詫び申しあげ、こちらのホームページ連載の「Chio通信」よりで、みなさんにご紹介いたします。HP会員登録の上、ご覧ください。
 富山さんの大好きな夏のはじめに、鶏むね肉のさっぱりレシピ、そしていのちをめぐるエッセイです。
【 新刊 】2018/ 6/5 こころ学シリーズⅠ「精神障害」とはなんだろう?
【メディア】2017/11/26 共同通信配信熊本日日新聞配信「毛利子来さんを悼む」小児科医 山田真
【補足資料】2017/ 8/26 『ち・お』No.117「予防接種」に関する補足資料