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化学物質過敏症を「悪化」させない
家族・友人・隣人のシンプルな関わりかた

2025年8月19日

2025年9月10日初版 
マツダ・ヒロミ 著

家族が、友人が、仕事の関係で出会った人やこどもたちが、ある日突然「化学物質過敏症」を発症したら……周囲みんなの暮らしは急変します。

いったい何が原因で、何が起こっているのか? 
混乱のなかでわかるのは、多くの発症者が、「柔軟剤、合成洗剤、消臭剤、シャンプーなどなど」香料商品のない空間を望んでいること。

けれど、その解消は簡単なことではありません。

発症した人はもちろん、なんとかしてあげたい、協力をしたいと思っている人も、共通の認識や理解を得ることが難しいのが、「香害」であり「化学物質過敏症」です。

過去10年10作を超える、香害・化学物質過敏症をテーマに本作りをしてきた著者は、発症した人、そのご家族、隣人たちの悩みや困難に耳を傾け、対応や対策をともに考えてきました。

このブックレットは、「難しく」捉えがちな化学物質過敏症の人たちと、ともに暮らし、活動をするときに、ごくシンプルな関わりの心得を提案をしています。
気持ちのよい関係を築きたいと願う、家族、友人、隣人、学校や職場の方たちに向けた1冊です。

定価(本体価格1,000円+消費税)

A5判/96頁/ISBN978-4-88049-344-2



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もくじ
はじめに
Ⅰ章 ある日突然、親しい人が「おかしなこと」になった
Q 1 ほんとうに香っているのでしょうか?
Q 2 香らなくても反応するのですか?
Q 3 シックハウス症候群も化学物質過敏症ですか?
Q 4 「おおげさ」ではないのですか? 
Q 5 「化学物質過敏症」はどのように診断されますか? 
Q 6 私は鼻が利くほうですが?
Q 7 どんどん鋭敏になっていくのは?
Q 8 化学物質過敏症なのに、天然の花の匂いも嫌います
Q 9 どうも精神疾患のように思えてなりません
Q 10 精神科を勧めるのは間違いでしょうか? 
Q 11 何か薬はありませんか?
Q 12 匂わないのに、体調不良が起こるといいます
コラム1 マイクロカプセルってなんだ?  

Ⅱ章 化学物資過敏症の人と、長く一緒に暮らす
Q 13 自分の部屋でも香りが強くていられないといいます
Q 14 そんな危害を加える商品を売っているでしょうか?
Q 15 被害の伝え方に問題がないでしょうか?
Q 16 病院は香りや消毒剤などがあり、通院を拒みます
Q 17 専門医が遠方にしかいません
Q 18 神経質? なにか大きなストレスが?
Q 19 それでも、気持ちの問題では?
Q 20 「完治」することはあるのでしょうか? 
Q 21 どれくらいで「回復」していきますか? 
Q 22 家族とのすれ違いが多くなっています
Q 23 自分を避けようとしているとなじります
Q 24 商売や宗教などの勧誘にはまりかけています
Q 25 家族への信頼が全く感じられません
Q 26 家族が体調を崩しながら支えています
Q 27 別居を考えています
Q 28 家族の関係を立て直すことは難しすぎませんか?
コラム2 啓蒙活動は、当人の負担になる?

Ⅲ章 暮らし全般の細いこと
──住まい、情報、友人・親族とのつきあい、仕事や学校
Q 29 仕事を辞めることはできません
Q 30 障害年金を受給するのは難しいと聞きました
Q 31 障害年金ほか申請手続きが困難です
Q 32 小学校に通う子どもの学校生活に困っています
Q 33 近隣へのお知らせやお願いどうしたら?
Q 34 以前の服に困っています
Q 35 家具、電化製品の購入時に注意点は?
Q 36 転居、住まい探し で注意点は?
Q 37 親類の葬儀で家族で意見が分かれたら?
Q 38 去っていく友人のことで悩んでいる娘
Q 39 家族が帰宅をすると、香料を持ち帰ることに
Q 40 旅行は難しいでしょうか
おわりに 
参考文献 
表2 国内の香料生産量

【著者プロフィール】
マツダ・ヒロミ プロフィール
1990 年代より、子育てBOOK〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉(ジャパンマシニスト社発行)を中心に、300 冊を超える単行本の編集・プロデュース。『ち・お』初代編集長。2019 年第35 回「梓会出版文化賞」受賞。