『ち・お』25周年、『お・は』20周年創刊記念イベント1
「親」になるってどういうこと? 〜教えて!知りたい!子育てのほんとうのこと。感想まとめ

2018年12月21日

〈イベントレポート〉

たくさんの方にご参加いただき
イベントは無事開催されました。
ありがとうございました。
午前中は、石川さんの「不安はどこからくるのだろう」というお話からのスタート。不安や心配にも利点があって、不安は逆転する、と。
岡崎さんは会場の子どもたちに手作りおもちゃを配り、ギターをかき鳴らし大盛り上がり。そして大人たちに向けて「遊びの意味」。
山田さんは、ウィルスと免疫のお話。自然に治る力があるんだよ、と暖かい雰囲気で午前中は終了。
休憩時間にはジャパマの本を2冊、3冊ご購入の方もいらっしゃいました!

午後は、美味しい手作りお菓子とお茶が配られスタートです。
石川さん、山田さんが『ち・お』創刊当時のことや、毛利さんと山田さんの編集会議での討論などなどを楽しそうにお話ししてくださいました。当時を知る方にも、新しい読者の方にも興味深いエピソードが盛りだくさん。
そして、熊谷晋一郎さん。
「小児科医が大嫌いだった!」子ども時代のお話はなんとも痛そう〜。相手の手の内を知るためにスパイとして小児科医になった、そうです(笑)「社会モデル」の話、全てのサービスは提供する側ではなく、サービスユーザー(当事者)中心であるべき、というお話もとてもわかりやすかったです。
懇親会は、ご出席いただいた編集協力人の方々からもコメントをいただきました。北村美佳さんの毛利さんとの「ここでは話せないようなお話」(どんなお話なのかーーー)や、大谷さん、青野さんの毛利さんとの思い出など、初めて聞く方も多かったのではないでしょうか。
そして、会場に来て下さった『ち・お』を支えて下さっている大ベテラン読者の方や、元編集者、関わって応援してくださっている方々にもマイクを回し、会場はさらに盛り上がりました。
最後は、岡崎さん、山田さんの言葉で会は終了。
素敵なカフェ、Shelter KUKO café & galleryで、子どもたちも賑やかに、終始暖かい雰囲気で開催できたこと、感謝いたします。
(Facebookより転載)

〈ご感想、ご意見、ご質問など〉

・まず、会場が、あのようなカフェ?喫茶?だったことにびっくりしましたが、リラックスできて、おやつ、飲み物もあり、とても贅沢な時間が過ごせました。  川崎市民アカデミーで山田先生、岡崎先生のお話を伺ったばかりだったので、またお会いできることと、まだお会いしたことのなかった石川先生、熊谷先生のお話を聞けることをとても楽しみにしていました。雑誌の編集の背景や子来先生のお話が聞けたのもよかったですが、熊谷先生のお話が印象的でした。壮絶なリハビリは愛情を感じたけど、虐待と感じていたし、「殺す」と表現されていたところです。モモの部屋でも、内田さんが、親のよかれがどれだけ子を追い詰めるか?子を殺すのに、ナイフはいらない、正論が子を殺すと言っていたことと、少しつながるかもと思って聞いてました。そして、怯まず、自分を支え続けようとする存在がいるんだという信頼が、社会に出ていく自信につながったという熊谷さんのお話から、親である私ができることは、子がどんな状況でも、怯まず、子を支え続けることだと認識しました。その後のコ・プロダクションのお話や数で支援するコミュニケーション支援、質ではなく、数で勝負プロジェクトなど、まだまだ詳しくお話が聞きたかったです。今回は午後の部だけの参加でしたが、岡崎先生のFBの投稿を拝見し、午前の石川先生の不安のお話、山田先生のウイルスのお話、岡崎先生のお話と歌も聞きたかった、午前の部の申し込めばよかったと後悔しました。また機会があれば参加させてください。(松木由紀子)

・午前のみ参加しました。お三方のお話を初めて聞きまして、とても面白く参考になったり、見方が広がるようなお話を聞けてよかったです。(Y・Y)
・生きてく上で心配すること、不安に思うことは当たり前の反応であり、利点をもつというお話を聴くことができてとても励まされる思いでした。子育てを始めたばかりのタイミングで参加できてとても良かったです。(匿名)
・「ありのまま」子育てをしようじゃないか。本を読みました。自分の親から続く発達障害に向き合いつつ今の教育現場のやり方に子どもを型にはめようと努めていたいた日々。今後も「ち・お・は」関連の本などを読んで子どもが幸せに過ごせるように自分自身を変えていけたらと思いました。(U・A)
・午後からの参加です。毛利さんと山田さんの論争をぜひ読んでみたい・・・!と思いました(笑)。熊谷さんには、質問に心をこめたご回答を頂きありがとうございました。今後も私も色々と勉強しつつ実践していきたいと思います。(匿名)
・ちお・おはのイベントはいつもおしゃれなところで、開催されてますね。運営の方もとても親切にしていただきおありがとうございました。(匿名)
・今回初めて熊谷先生の話を聞き、とても話がわかりやすく、もっともっと聞きたかったです。『ち・お』『お・は』の新しい顔になっていくのかな?と思いました。「3才のまなざし」の事、私の息子(3才)の事と重なり、私の心にもささりました。アトピーの息子はかゆみで夜中泣きさけびます。私の目を見て。息子はかなしい、死んだような目をしています。脱ステ治療をしていますが、こんな苦しみをあたえて良いものなのか・・・と。私の考えで脱ステ治療をしていますがゆらいでしまいます・・・。(M・H)
・子どものよい育ちを願って活動して下さっている『ち・お』『お・は』の関係者さん方のご用意して下さった空間でのイベントは安心して子どもを解放させながらお話を聞くことができました。ありがとうございました。(B・S)
・CO-PRODUCTIONのお話がとても人間の優しさを感じられて期待がもてました。効果がないはすごく大事!というのが印象的でした。(匿名)
・昨日は楽しいイベントをありがとうございました。
石川先生とは初の対面だったので、もっと厳しい方かと思ってました(笑)

お話のなかで、毛利先生は母親に、山田先生は看護師さんに鍛えられた!?とあって、「だから、先生方の言葉は僕ら小屋に届くんだなぁ」と実感しました。
内田先生の著書の通り子育てはいつも謎解きってヨメとも話してて、どんな正論でも子を育てる親に届く言葉じゃないと、まして子供に届かないし、ならば一緒に考えてみよう、一緒に悩みましょう、って、親と同じ目線を大切にしているのだなと感じました。
熊井先生も当事者の目線や意見が欠かせないとあり、
たくさんのヒントがありました。
保健所や行政ではなかなかできない、まさに「両親学級ごっこ」で、ネーミングがバッチリでしたね。
そういえば、内田先生の講座。練馬の地で一度は出来たのですが、協力してくれた練馬区の男女共同参画センターが1回きりで打ち切りになってしまい、続きが困難になってしまってます。
区の助成金事業など、掛け合ってみましたが、なかなか「父親の育児」ってテーマでは当てはまらないみたいです。
市民団体が主体で「ごっこ」講座を開きたいのですが、ちょっとしたお金のくめんが難しいみたいです。
次回も行けるようなら顔を出したいと思います。
また、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。(匿名)

〈子育てに関して気になるテーマ〉


・学校の決まり、ルールの多さ。PTAの役員について。父親との子育ての価値観の違いについて。宿題について。学校の中での子どもの権利について。ネットの活用、利用について。集団生活。子どものストレスについて。(松木由紀子)
・(今は子ども3歳)これからくる学校での子育てが気になる。子どもをのびのび体を動かさせたりする環境づくり。また、共働きでの子育てにおいて時間の都合と子どもにどう生活リズムをつけさせるかの折り合いに苦労中(下の子妊娠中につき上の子が絶賛赤ちゃん返り中)(Y・Y)
・予防接種について(匿名)
・いつになったら教育現場が子どもに寄り添ったものに変わるのか?(U・A)
・大空小学校の特集とか読んでみたいです。北村小夜さんが地域でそれぞれ学校づくりを取り組めばよいとおっしゃってましたが、ちお・おはの協力人の方たちが大空小の実践や映画をどう読み解いているのかいろんな見方(批判を含めて)を知りたいです。(匿名)
・子どもたちの育ちの中で出会う様々な大人たち・・・環境と影響と子どもの力や感じることについてよく考えます。(B・S)
・親が子供にできるしつけに本当は何が大切なのか。(匿名)