1996年8月1日刊行
草野喜久恵、母里啓子 著
保健室の仕事って?
予防接種を具体例に、こどもの健康と学校のかかわりを養護教員とともに考える。保健室でなにがおこっているのか、現場の声を聞く。
本体価格780円
A5判/82ページ/ISBN4-88049-308-2
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はじめに —-5
第一部
予防接種がどう変わってきたかお話しましょう 母里啓子 —-7
●そもそも予防接種とは ●江戸末期の天然痘予防 ●大正時代のワクチン論争 ●インフルエンザ予防接種に疑問をもった養護教員 ●研究者はすでに知っていたのに…… ●前橋市医師会の決断 ●学校から消えたワクチンはどこへ?
質疑応答
保健室で疑問に思うこと —-26
●日本脳炎予防接種は必要か ●学校に残ったツ反(結核検診)をめぐって ●なぜこどもたちにMRSAが問題?
第二部
養護教員39年の経験からお伝えしたいこと 草野喜久恵 —-41
●養護教員という呼び方にこだわりたい ●保健室の先生の仕事とは ●「ハンディ」をもった子の引率で迷ったら ●保健室から発言することの大切さ ●お母さんたちから学んだこと ●養護教員が尊重されない学校って……
フリートーク
保健室で悩んでいること —-56
●男女混合名簿が不安です ●養護教員に肩書はいりません ●定時制高校の給食がひどい…… ●就学時健診をなくしたい ●職員名簿の「序列」にこだわって ●校長も養護教員も教育スタッフの一員
あとがき —-74