SOLD OUT 暮らしと医療

ちいさい・おおきい・よわい・つよい[ブックレット] No.10
知りたい食中毒と伝染病

2018年3月11日
知りたい食中毒と伝染病

1996年12月15日刊行 
里見宏、母里啓子 著

うつる病気はなぜこわいのか

O157騒動はいったいなんだったの? うつる病気や食中毒からこどもをまもるために、ほんとうに必要なことはなにかを問います。

本体価格860円

A5判/96ページ/ISBN4-88049-310-4
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<<第一部>>
大腸菌・O157とはなんなんだ? 里見 宏 —- 5
●パニックに陥った日本 ●みなさんの便をみてみると…… ●5歳以上は心配ないというけれど ●なぜ、12歳の子が死んだのか? ●病原性大腸菌とは ●毒素をださないO157もある ●1982年、アメリカで発症 ●O157の弱点 ●たくさんの人がたおれる前には

ほんとうにカイワレが原因なのか —- 18
●疑問ののこる菅厚生大臣の発言 ●給食の問題点 ●堺市の食材は一括購入 ●カイワレを食べていない子も発症 ●疫学調査のおとしあな ●たいへんな新聞発表 ●カイワレの内部に菌が……!?

こどもをまもるために必要なこと、必要でないこと —- 31
●こどもたちは加害者なのか ●検便をする理由 ●衛生チェックより大切なこと ●給食指定業者とブローカー ●塩素殺菌の危険性 ●洗浄と消毒のちがい ●忘れてはいけないこと

<<第二部>>
保健所所長が見た、O157騒動 母里啓子 —- 44
●O157と検便の関係 ●だんだんふえる食中毒一件の人数 ●おなかのなかには菌がいっぱい ●正しい知識が医師にもない!? ●感染症成立のための三条件 ●ハンバーグとステーキのちがい

百年前と現在、うつる病気に対する意識 —- 57
●日本でいちばん古い法律「伝染病予防法」 ●むかしはバナナも焼き捨てた ●さわらぬ法律にたたりなし? ●保健所の役割 ●微生物と共生する

参加者とのトークから
なにに気をつけたらいいの? —- 68
●行政の対応ってどうなってるの? ●日本人の免疫力は低いのか ●給食はつづけていけるか ●日常生活では

あとがき —- 84

参考資料 —- 91