出産・医療 暮らしと医療

闘う小児科医

2018年3月11日
闘う小児科医

2005年8月1日刊行 
山田 真 著

ワハハ先生の青春

なぜ、ワハハ先生はお母さんの苦しみや悲しみがわかるのか。こどもの困難に寄り添えるのか。原発災害被害者にも惜しみない支援を送る小児科医の半生。

定価(本体価格1,800円+消費税)

四六判/上製/264ページ/ISBN978-4-88049-124-0


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はじめに

I 一九六〇年春・進路
上京 12
東大入学 17
ぼくらのアイドル「こまどり姉妹」 22
デモより麻雀 27
『資本論』より「ガラスの動物園」 32
演説と同情と演劇と 42

II 一九六七年初春・激動
卒業試験ボイコット 50
「医局講座制」を告発 55
ストライキ突入 61
ああ、「反革命分子」 67
くやし涙 73
とうとう委員長に 79
無期停学 85

III 一九六七年秋・闘争
町医者への道 94
ホームレスの患者さんたち 100
病気とつきあっていく術を学ぶ 106
大量処分 113
東大闘争のきっかけ 122
燃えあがった六日間 129
終息に向かうなかで 136

IV 一九七〇年春・出会い
公害被害者との出会い 144
森永ミルク中毒の教訓 152
企業と癒着する医者 158
一万一七七八名への責任 165
お母さんたちの後悔と自責 171
ぼくにとっての「歴史的な一日」 179
鍼をたずさえ三里塚 186
大規模な公害「水俣病」 194
医学の悪用がおこなわれるとき 204

V 一九七三年秋・誕生
残念ですが閉院します 212
ボーナスはジョニ黒 129
小倉で会いたい人がいる 225
五ヶ月の遠距離恋愛 231
「正しい医者」への違和感 238
娘の誕生。――障害者運動、ふたたび 245
こどもたちを分けるな 252

おわりに 259