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ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.129

2021年4月5日
ちいさい・おおきい・よわい・つよい NO.129

2021年4月25日刊行
石川憲彦 津田篤太郎 三島亜紀子 山口和彦 和田真 著
熊谷晋一郎 編著

特集
「過敏さ・繊細さ」解体新書

みんなは平気なのに、体や心が反応してしまうのはどうして?

発達障害の診断が一人歩きし、園や学校、会社や地域にあっという間に広まり、精神科医に「発達障害ブーム」といわれるほどに。幼い子どもへの向精神薬への服用にまで行われる現状。


そんななか、細やかな気持ちゆえ、他者の重荷も背負ってしまう「HSC」や「HSP」といった次のテーマが話題です。


また、からだの「過敏さ」も問題になっています。肌に触れるもの、耳に届くもの、鼻が拾うものや、舌が感じるもの、大腸も、細やかな感受性をもつがゆえ、日常の暮らしがままならない。

どうしたらいい? という前に、私たちはどうして「感じる」のか? 「感じ方の差」はどこから? そして、「過敏、繊細」に関心が高まるその背景もフォローします。

定価1,760円(本体価格1,600円+消費税)

四六判/192頁/ISBN978-4-88049-929-1

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もくじ
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉たがいに考えあうために 03
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集代表)
「過敏さ・繊細さ」 解体新書
初耳読者のためのガイダンス
「過敏さ」を示すもの
私も当てはまるかもしれない……
新たなカテゴリーが生まれるとき 18
三島亜紀子(社会福祉学者)
研究者・医者に聞く「過敏さ」の基礎知識
身体で起こっていること
だれもがもっている「困難」 36
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集代表)
「過敏さ」は「五感」と「内臓」の関係から 39
熊谷晋一郎(小児科医)
なぜ、感じ方に差があるか
—「自閉スペクトラム症」と「感覚過敏」 65
和田 真(神経生理学者)
コラム
「感覚刺激」の受けとめ方を調節する 87
山口和彦(脳神経科学者)
免疫系にもある「過敏さ」
—アレルギー・花粉症が起こる理由 90
津田篤太郎(リウマチ・膠原病科医)
最後の深読み
いま、「過敏さ・繊細さ」に関心が寄せられる理由 111
石川憲彦(児童精神神経科医)
Chio通信
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉(ち・お)ってなんだ? 122
山田 真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
こどもとつくってあそぼう! 125
パタパタちょうちょ
けんさくするまえに やまださんに きいてみよう 連載⑭ 127
Q (人がむかしお猿さんだったという話を聞いて)
どうすれば また おさるさんになれるの?
やまだまこと(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
こどもに語る ちいさな昔話 130
鳥のみじい
いつものごはんに豆料理を 連載② 135
レシピ・ホピ族のチリビーンズ
エッセイ・台所でわたしは孤独ではなかった
高島千晶(食品雑貨店経営)
恐れず、あきらめず、楽天的 これが私の暮らしかた 連載④ 140
種子の世界
天笠啓祐(ジャーナリスト)
天草みかん山入植記—子らとめざした農的生活 連載③ 145
自分の仕事の場をつくっていく
川野美和(農業)
リレーエッセイ 家族のかたち 第14回 151
重度複合障害の娘と暮らして①
「なるようになる」の日々
最首 悟(思想家)
何がおもしろうて読むか書くか 連載⑭ 156
続・介助者として働いてみようという本の話
立岩真也(社会学者)
フクシマからぼくが学んだこと 連載36 161
福島原発事故(その2)
山田 真(「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表
/〈ち・お〉編集協力人)
笑顔で過ごす不登校—見守りと支えの心がまえ 連載③ 166
ウィズコロナの日常で気をつけたいこと
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
予防接種、基本から 連載⑭ 172
新型コロナワクチン、接種を検討するまえに
青野典子(「ワクチントーク全国」事務局長/〈ち・お〉編集協力人)
近刊予告 177
募集します! 178
創刊のことば 180
〔アピール〕原発のない日本を 182
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 184
〈ち・お〉バックナンバー常備店 186
編集後記 188
ジャパンマシニスト社の本 189
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉の編集にかかわる人たち 190
インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 192