障害のある子もごちゃごちゃと……

2018年5月1日

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ちいさい・おおきい・よわい・つよい NO.113

ちいさい・おおきい・よわい・つよい NO.113
知らないうちに?だれかを?わたしは「差別」しているの?

自分は保育士をしていまして、「ち・お」は学生時代からの師匠に紹介をしてもらいました。
先日、ある研修の場で、障害児保育をテーマに他所の保育士の方と語りあう機会がありました。
重度の機能障害のある子がクラスにいて、4歳児の子ども21名と正規職員、パート職員1名ずつの大人2人でごちゃごちゃと一緒になって過ごしているというふうに話した際に、障害のある子に対して加配の保育士がついていないことに、同じテーブルにいたすべての方が驚かれていました。
障害のある子と加配保育士はセットであるように多く考えられていることのリアルに気づいた瞬間でした。
位置的にはパート職員がその加配分の大人にあたるのですが、障害のある子専属の世話人のようになるのがいやで、こどもも大人もごちゃごちゃとやっています。いろいろな人がともにいることがあたりまえではなく、保育においても、こどもを分けるのがあたりまえになっているようです。
113号のテーマは、私たち保育士がこどもたちとの暮らし方を考える、また、身近な人たちにそのことを発信できる機会となりました。ありがとうございました。
「ち・お」、「お・は」のつながりが、さらにゆたかになりますように。
(Chio通信01号より 兵庫県/西田浩之)