2022年4月25日刊行
松本 一公 著
小・中・高校での教員生活を終えた筆者がやがて、たどり着いた「こどもは幸福になるために生まれてきた」という境地。また、それを願わない親はいないのに、なぜ親の思いと子どもはすれちがっていくのかを問う本が誕生しました。
「点数より大切なことがある」のは、当たり前と思うと同時に、この本のページをめくる度に、点数や教育に縛られている自分にも気がつく。人が生まれながらにもっている「幸福になる能力」を伸ばしていけるように、筆者の願いが込められたメッセージの数々。
ジャパンマシニスト社、2022年春の協力出版の1冊です。
松本 一公(まつもと・かずきみ)プロフィール
1950年 兵庫県生まれ。小学・中学・高等学校での教員生活は37年に渡る。著書に『タイの農村にはまっちゃった──ノンクン村と私の10年』(東洋書院)、『幸来るおじさん』(燦葉出版社)ほか。
定価(本体価格1,300円+消費税)
四六判/160頁/ISBN978-4-88049-340-4
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もくじ
まえがき 6
Ⅰ まず、勉強の意味を見直してみれば
幼児のころは楽しみだった勉強 10
勉強の意味 23
学校の役割・親の役割 30
勉強の仕方 36
Ⅱ では、「幸せに生きる」を整理してみると
人ってなんのために生きているの? 46
信じる力 56
誠実さと賢さ 73
違うけれど同じ 83
思春期の幸せ 91
その先の人生を生きる力 104
Ⅲ そして、これだけは心に留めて
幸せになる能力 118
「いけない」と「いい」 130
楽しむ心 140
あとがき 156

2022年4月25日刊行
山口和彦 著
こどもの「こころと脳」を科学する
発達のつまずきか? 育ちの個性か?
こどもにとって、どんな教育を、いつ頃からしたらよいだろう? 才能があるかも? 早く手をうたないといけない?
そんな思いが芽生えたら、まずはこの一号をお薦めします。お教室や先生探しはそのあとに。
人間のこどもとサルの子の分かれ道は、「なぜ?」という問いかけが生まれるかどうか。それは、DNAに秘められています。こどもは自然そのもの。「親の良かれ」がそこに反してしまえば、こどもには不自然で負荷をかけるだけ。
こどもには幸せになってもらいたい。そう思うとき、親としての学びがはじまります。
定価1,980円(本体価格1,800円+消費税)
四六判/224頁/ISBN978-4-88049-931-4
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もくじ
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉
たがいに考えあうために 03
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集代表)
こどもの「こころと脳」を科学する
発達のつまずきか? 育ちの個性か?
山口和彦(脳神経科学者)
はじめに
「脳科学」の知識が子育てに役立つように 15
1章 子育てと「脳科学」
◇「脳科学」を、どうとらえる?
赤ちゃんを「かわいい」と思う理由 20/「母性行動」と脳の関係 22/「こころ」はどこにある? 23/「こころ」が心臓にあると思われていたころ 25/「こころ」は脳に由来する 27/動物にも「ここ」はある? 27/「こころ」と物質の関係 28/「こころの病」を治療するということ 30/「もの」としてあつかわれる「脳」や「こころ」 31/「こころの病」の診断は、いまでも道なかば 31/お母さんが「脳科学」に惑わされてしまうのは 34
コラム フロイト派の理論が科学でない理由 33
◇「脳」は、どうなっているの?
実際の「脳」を見てみよう 36/脳のしわが多いと賢い? 38/脳のなかにある「海馬」 41/「神経細胞」が集まった「神経組織」 42/神経細胞同士のあいだをつなぐもの 43/脳の状態からわかること、わからないこと 45/こどもの脳になにかあるのではないかと思うとき 47
2章 脳の「発達」と「発達障害」
◇こどもの脳の「発達」
「能力」はどう決まる? 50/受精卵から脳がかたちづくられるまで 51/神経細胞の枝ぶりが広がるとき 53/生きる環境に必要なものだけを残す「刈り込み」 55/神経回路の配線は遺伝子によって決まる 56/視覚に関する神経回路が形成されるとき 59/「臨界期」=変化できる時期は限られている 62/人間の視覚の臨界期―斜視のこどもの例 64/神経細胞の枝ぶりは環境で差が出る? 65/脳に影響をおよぼす虐待 66
◇「早期教育」は有効なの?
臨界期のあるもの―楽器演奏と母国語 68/臨界期のないもの―空間記憶 70/一方的なプログラムをあたえられるストレス 71/「考える力」はどう育つ? 72/三歳までの教育は、10歳には消える? 73
◇「自閉スペクトラム症」の子をどう育てる?
「自閉症」の特徴―「アスペルガー型」と「カナー型」 75/「お母さんのせい」から「脳の問題」となるまで 76/父親の年齢が高いと起こること 77/シナプスの「刈り込み」が弱い場合、「刈り込み」すぎている場合 79/「自閉スペクトラム症」の子が苦手なこと 80/その子にあったコミュニケーションの方法を考える 81
3章 「性格」はどう決まる?
◇「性格」をかたちづくるもの
「生物学的な要因」と「環境的な要因」 84/性格が親に似るのは「遺伝」のせい? 85/遺伝子と性格の関係―神経回路の発達と「こころの働き」 86/性格や情動に関係する「神経修飾物質」 87/「こわがる」「おもしろがる」神経回路の混線から生じる感情 88/人によってちがう神経回路の「刈り込み」方 89
◇「神経伝達物質」と「神経修飾物質」
「神経伝達物質」の働き―「興奮」と「抑制」 91/ふたつの選択肢で迷うときに影響をあたえる「神経修飾物質」 92/「報酬系」と呼ばれるドーパミン 93/「緊急事態」「ストレス状態」に出るノルアドレナリン 98/「平常心」を保つセロトニン 101/セロトニンの分泌量によってちがう、将来の報酬の考え方 103/困難にある状態でも、人間らしさを保つには 105/セロトニンの吸収を防ぐ働きをする「抗うつ剤」 106/神経から出た物質を受けとめる「受容体」 109
コラム
覚醒剤と似たドーパミンの作用 94/ドーパミンとノルアドレナリンによる行動のちがい―作業仮説 100/薬物(ドラッグ)はどうして効くの? 107
◇男の子と女の子で、ちがいはあるの?
分析的に偏りがちな男性と、分析と直感のバランスがとれた女性 111/冷たい色・動くものを好む男の子、暖かい色・家庭や自然を好む女の子 113/知的な機能に男女の差はない 114/「男脳」「女脳」をどう見るか? 115
4章 「記憶」と「学習」
◇「記憶」とは、なにか?
覚えられるのは、いくつまで? 118/容量に限りのある「短期記憶」 119/大容量で長い期間残る「長期記憶」 120/「健忘症」から解明された「記憶」と「海馬」の関係 122/「長期記憶」を書き込む「海馬」と「短期記憶」を司る「前頭葉」 124/場所と出来事を結びつける「海馬」の役割 125/プラス(報酬)の記憶とマイナス(恐怖)の記憶 127
◇「記憶学習」のメカニズム
神経細胞の働きと場所の記憶 129/記憶の基本になるのは、シナプスが強められること 131/海馬の「シナプス可塑性」と大脳皮質の役割 133
コラム
認知症で物忘れが多くなるのはなぜ? 135
◇「記憶」を「学習」に役立てるには
くり返し、「毎日少しずつ短時間」を続ける 137/声に出す、筆記する、色や形に結びつける 139/記憶を大脳皮質に固定させる睡眠とタンパク質 139/ストレスと記憶の関係 140/情景や場所のイメージと結びつける 141
◇「記憶」と「自己」の関係
脳の担当する部分がちがう、ふたつの「自己」 143/「無心」にある状態の「原自己」 144/「記憶」に支えられていない「原自己」を共有する 146
5章 「脳」と「こころ」と「体」
◇「交感神経」と「副交感神経」
心臓がドキドキするのはなぜ?―内臓を動かす「自律神経」 148/交感神経が働くとき―「戦うか、逃げろ」 149/副交感神経が働くとき―「食後にのんびり」 151/内臓につながる「交感神経」と「副交感神経」 152/心拍数と血圧をあげる「ノルアドレナリン」 155
コラム
「目的論」と「進化論」 156
◇「ストレス」に、どう対処する?
ストレス反応の三段階 158/どうして病気につながるのか 160/臓器を分けて考える―デカルトの「還元論」 162/自律神経のバランスの問題にかかわる「心身症」 163/こどもがストレスで熱を出すとき 165/ストレスに対処するための三つのR 167/非常時=強いストレスに有効なセロトニン 168/日常習慣の維持が、生きることを助ける 169/言語中枢がある「左半球」と全体を把握する「右半球」 171/右半球にある意識の存在―ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳』より 172/左半球から生じるストレスを減らすために 174
6章 脳科学者が考える〝人間らしさ〞
◇動物と人間のちがい
哺乳類に共通する「育児行動」 178/類人猿とヒトのちがい①―社会性 179/類人猿とヒトのちがい②―文明と発達 181/動物も言葉を理解する? 182/二、三歳児の言語能力がある類人猿 184/ヒトと類人猿のちがいは「なぜ?」と問うこと 185/人間の脳は二〇万年前から変わらない 186/こどもの「なぜ?」に応えるために 187/人類の移動とともに広がったふたつの神話群 188/「なぜ?」の結果を変えるための「呪術」 190/偶然うまくいったまじないから始まった「農業」 191/環境に影響をおよぼすようになった「人間の知恵」 192
◇「右半球」と「左半球」の働き
「左半球」の損傷で起こる臨死体験 194/脳出血で体験した「ストレスからの解放」 196/左半球と右半球をつなぐ「脳梁」 197/分析的な「左半球」と総合的な「右半球」 199/「自分」=自己意識は「左半球」にある 200/動物と共通する機能とヒトにある機能 202/罪ともいえる「文明」をつくった「左半球」 204/「右半球」にある平和的な価値観を大切に 205
おわりに
こどもが生きる未来が「住みやすい」社会であるために 207
近刊予告 209
創刊のことば 210
〔アピール〕原発のない日本を 212
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 214
〈ち・お〉バックナンバー常備店 216
編集後記 218
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉の編集にかかわる人たち 219
「ホームページ会員」3つの特典 220
〈ち・お〉&〈お・は〉の定期購読について 222
インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 223
2022年3月25日刊行
まちづくり広場【Oil】編集委員会 編著
vol.2「老後のお金」は足りますか?
──いくつになっても、気づいたら未来は描ける
vol.1『あとまわしにしない「生活設計」』
「妻・親・子」の役割を降りて、リアルに将来をみる
に続く、「お金」問題。
団塊の世代以後、バブルで住宅費と人類史最悪最高の教育資金を捻出した人たちにとって、切実且つ現実的な問題が「老後の資金」。「夫婦で4000万の資金が必要」と言われ、「もう見たくない、知りたくない」と現実から目を背けている人はいませんか?
「いやいや、老後資金はちゃんと準備万端!」という人にも本号は必読です。老いは「お金」だけでは思うままになりません。むろし、お金貧乏でも、楽しく豊かな老後はあります。「お金」はなさすぎても、ありすぎてもダメなんですね。少しさきゆく先輩達の老後の「お金」の話、リアルにすべて公開いただきました。
定価(本体価格1,300円+消費税)
A5判/128頁/ISBN978-4-88049-358-9
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【Oil(老いる)】創刊のことば 4
まちづくり広場【Oil】編集代表 近山恵子
【Oil(老いる)】をつくる、まちづくり広場【Oil】編集委員会とは? 8
「老後のお金」は足りますか?
いくつになっても、気づいたら未来は描ける
Ⅰ 高齢期にどんな「資金」が必要ですか?
年金で暮らすサービス付き高齢者住宅(サ高住)――月額12 万円+αの満足できる暮らし 18
まちづくり広場【Oil】編集委員 櫛引順子
バブル体質と定年後の生活費――やりくりを楽しむ秘訣 26
まちづくり広場【Oil】編集委員 佐々木敏子
「老後資金」はこう貯める――先行きの見えない時代に「安心」を得るには 34
経済ジャーナリスト 荻原博子
Ⅱ 「お金」に囚われたら得られない幸せ
都市↓地方「田舎暮らし」+「働く」という選択
体験談① 自給自足生活を目指し、八ヶ岳のシェアハウスへ 47
編集者・デザイナー 渡邉聡
体験談② 障害をもつ兄と地方移住後10 年で得たもの 51
保育士 梅田勝江
生活も、労働も、「シェア」で賄うという発想 57
まちづくり広場【Oil】編集代表 近山恵子
【Oil】シリーズコラム
「お母さん」を終えたあとで――50 代からの映画・読書時間② 68
亡き人を偲ぶということ――パートナーに先立たれた男性の最期を描くふたつの物語から
映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』/小説『ウィーン近郊』
翻訳家 斎藤真理子
シティガールが、畑ガールになるまで② 75
都会のベランダ果樹園から那須の畑へ
まちづくり広場【Oil】編集委員 佐々木敏子
わたしスタイル② 83
自分も、まわりの人も幸せになれる「料理」がつなぐもの
日本消費者連盟顧問 富山洋子
内科医がみる「老い」とからだ② 88
「老化」は、いつから始まるのか?
内科医 山田真
都市の団地でコミュニティを再生する② 97
老いも若きも生きづらさを抱えた人はたくさんいる
一般社団法人コミュニティネットワーク協会理事長/
まちづくり広場【Oil】編集委員 渥美京子
【那須まちづくり広場】物語 第2回 107
10 年前のあの日から、コミュニティ構想をふたたび進めるまで
ライター 森野くま
次刊予告 118
ご感想・ご意見、作品をお寄せください! 119
読者のページ 120
編集後記 122
インフォメーション 128
2022年1月25日刊行
岡崎勝 宮台真司 著
特集
子どもに語る前に
大人のための「性教育」
「性教育」は、愛と責任と多様性への深い考察と、大人の覚悟が必要。
生き物としての仕組みや社会的な規範を語る「性教育」では、なにかが足りない。日本の「性教育」は「純潔教育」にはじまり、性交と中絶や病気、出産と家族愛を語る授業が主だった時代を経て、いま、ジェンダー、多様な性、性的同意、性加害被害の問題がテーマとなっている。
「性のことをうまく伝えることができない……」という大人たちの声に、社会学者・宮台真司と『お・は』編集人・岡崎勝が織りなす一大特集。
なぜ、いま二人は「性や愛の教育」を重視したのか。続編次号『こども性教育』につながる大人の予習編。永久保存版。
定価(本体価格1,600円+消費税)
四六判/192頁/ISBN978-4-88049-662-7
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特定商取引法に関する表記
目 次
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって 3
岡崎 勝 〈お・は〉編集人/小学校教員
子どもに語る前に大人のための「性教育」
岡崎 勝(小学校教員)/宮台真司(社会学者)
1時間目 そもそも「性教育」って、なんですか?
学校の「性教育」に期待できるか? 12
三つの柱は「身体の仕組み」「人権教育」「性愛」/親の関心が高いのは「性犯罪・性暴力」/「性愛」の経験値が低い、教員や親たち
教員にも親にも「性教育」の資格はない。その理由は……? 17
一九八〇年代、「新住民化」で変わった生活環境/公園で焚き火ができた時代/昔の子どもたちが外遊びで学んだこと/「身体でつながる感覚」が生まれるとき/「性交」にも必要な「コール&レスポンス」の態勢/「セックスは作業」となった現在
性的退却が進んだいま、失われているのは? 28
「性の過剰」さがあったころ/先輩や同級生、変なおじさんとの関係のなかで/親や教員は絶対に教えられないこと
「性教育」では得られないものは? 33
学校で「性」を学ぶことが退却につながる?/大切なのは「知識」よりも「動機づけ」/ポジティブな「動機づけ」が得られるかどうか
2時間目 「性」とは、なんだろう? 「愛」とは、なんだろう?
「性愛」の劣化を防ぐことはできるのか? 38
親が「性」を教えようとすることの悪循環/親は「愛」を子どもに学ばせる存在/「社会」に適応すると「性愛」は劣化する/「性愛」「友愛」に必要な「贈与」の構え
親もダメ、教員もダメ。子どもたちを導くことができるのは? 44
トラブルやリスクを避けたい大人たち/日本の親はもともと子育てのノウハウを知らない/「言葉・法・損得の外への開かれ」を促すには/「同じ世界を生きている」と思える条件/「コンテンツ教育」と「パントマイム教育」/体験を伝える「旅芸人方式」で/「性」と「愛」を伝えるときには/ワークショップの入口が「性」であるべき理由
「性」に関して、法や条例は有効? 56
「性」問題に対する厳罰主義/援交ブームから起こった条例制定/かつて当たり前だった教員と生徒の交際/いまの民主制で解決できないのは/新住民が民主主義で地域を壊す/「友愛」と「性愛」を欠いた尊厳はない/五〇年間の長い「空っぽ」/「社会」の代わりをする「世間」が消えた/法律や条例を変えても日本はダメ/「友愛」と「性愛」の劣化を「性愛」から切り開く/「性愛」の能力と関係する「友愛」と「公共的関心」
「危険」を子どもに、どう知らせる? 69
子どもに疑うことを教えるのが「性教育」?/「性愛」の経験は知識では補えない
「性愛ワークショップ」本当に学ぶべき、その中身は? 74
セックスを通じて「絆をつくる」/「アメーバになる」ことで「愛」を育む/性交の「アフォーダンス」と日常の「ミメーシス」/「愛の意味論」を理解する/「損得を超える構え」の入口は損得/〈前半プロセス〉での勘違い/「社交術」の本質とはなにか/一喜一憂からの解放としての「社交術」/「歩留まり的な構え」との違い/〈前半プロセス〉を支えるオーネスティ/〈前半プロセス〉と〈後半プロセス〉のつながり/「性交」の中身に踏み込まずに語れること/相手の目を見る、相手の手を握る/田中泯の「場踊り」を導きの糸にする/「雰囲気」にのまれることとの区別/「育ちの悪い大学生」にどう働きかけるか/決まりを破るだけで入れる「同じ世界」
「性の多様性」を、どう捉える? 101
学校では「認めよう」という流れはあるものの/性的な対象が絞り込まれていない思春期のころ/三人に一人がゲイ、背景を理解する/自分のなかにいろいろな人がいるという感覚
3時間目 「幸せ」な大人になるには、どうしたらいいですか?
「リスク管理」は大事ではない? 108
枠の外に出てしまう怖さ/学校の外で得られるドキドキする体験/共犯関係から始まること/不幸や悲しみなしに「愛」は得られない
「愛」を、どう伝えるか? 113
予定調和の「性愛」はありえない/体験教育に使える韓国ドラマ/「愛」は社会のカテゴリーを超える
「責任」を、どう考えるか? 117
道徳教育に用いるべき一九六〇年代作品/「自己決定」できず、「自己責任」が推奨される日本/八〇年代以降当たり前になった「安心・安全」への要求
大人が「覚悟」すべきことは? 122
失敗を恐れる子どもたち/教員・親に必要なのは罰せられてもいいという構え/子どもにとって有効なことをやりつづけるには/学校に期待しない、そこから始める
課外授業 親の私たちに、教えて宮台さん! 127
授業のあとで
「性愛」の「魅力・誘惑」を大切にすることで、人は一人前になる 135
岡崎 勝 小学校教員
「性教育」ならぬ「性愛教育」が不可欠な理由 140
宮台真司 社会学者
+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:
Oha通信
不登校のあとの暮らし方│「働く」までのまわり道④ 150
外に出るきっかけ/野田彩花 フリーライター
うちのツレはカナリア│「空気」に反応する家族との暮らし④ 159
悩ましい「香害」への理解
三島亜紀子 論文漫画家
アニメをこんなふうに観てみると? 165
『ラーヤと龍の王国』が描く「相手を信じる力」とは/村瀬 学 児童文化研究者
〈お・は〉編集人の学校再生提案④ 171
教員の多忙さと「快感の原理」/岡崎 勝 小学校教員
次号予告 176
創刊のことば 177
編集後記 178
「ホームページ会員」3つの特典 179
[アピール]原発のない日本を 180
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 182
〈お・は〉バックナンバー常備店 184
ジャパンマシニスト社の本 186
2022年〈ち・お〉〈お・は〉定期購読者募集 187
2022年〈ち・お〉〈お・は〉定期購読者への頼れる特典! 188
〈お・は〉編集人・編集協力人 190
インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 192
2022年10月30日刊行
問題の解きかた編集委員会編
※試験対策をより十全に…「過去年版付録」別途販売中
収録年以前の実施問題を、400円(税別)で販売しています。
ご希望の方は、注文フォームの備考に
<「○○年○月実施問題」購入希望>とご連絡ください。折り返しご連絡いたします。
過去の付録のみ購入をご希望の方は、本ページ最下段に記載したメールアドレスまで、
<○○職種「○○年○月実施問題」購入希望>とご記入の上、お問い合わせください。折り返しご連絡いたします。
定価2,640円(本体価格2,400円+消費税)
A5判/367頁/ISBN978-4-88049-976-5
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特定商取引法に関する表記
※本書籍の付録「2021年1月実施出題問題」において、
下記の記載ミスがございました。お詫びの上、訂正いたします。
付録P45「2 級 実技試験(計画立案等作業試験)問題 」
【問題1】 設問1の測定用補助具の表。
④ 測定用ローラの直径と個数を訂正いたします。
誤:直径 20mm(既知)、長さ約 60mm 1個
正:直径 54mm(既知)、長さ約 60mm 2個(同一寸法)
⑤ サインバーの寸法または規格の表記を訂正いたします。
誤:JIS1 級、呼び寸法 200mm 幅 30mm
正:呼び寸法 200mm(ローラの中心距離200mm) 幅 30mm
※訂正済みテキスト記載のPDFはこちらから
問題の解きかた 機械検査編
<<測定法マニアル>>
■測定検査とは
1.測定と検査……………………………………18
2.測定・検査の目的……………………………18
3.測定・検査における一般的な注意…………19
■測定法の基礎知識
1.測定法の基礎理論……………………………22
2.光学の基礎……………………………………24
3.測定と記録……………………………………27
測定機器と測定法
■長さの測定
1.長さの単位と基準……………………………29
2.直尺……………………………………………31
3.標準尺…………………………………………32
4.パス……………………………………………33
5.ノギス…………………………………………34
6.ハイトゲージ…………………………………39
7.デプスゲージ…………………………………40
8.マイクロメータ………………………………41
9.ブロックゲージ………………………………50
10.その他の標準寸法ゲージ……………………57
11.限界プレーンゲージ…………………………58
12.ダイヤルゲージ………………………………62
13.コンパレータ…………………………………68
14.精密な長さ測定器……………………………75
■測定補助具
1.定盤……………………………………………81
2.金ます・Vブロック…………………………83
3.トースカン……………………………………84
■角度の測定
1.角度の単位と基準ゲージ……………………85
2.角度測定器とその測定法……………………88
3.特殊な角度の測定法…………………………96
■表面粗さ・うねりの測定
1.表面粗さとうねり……………………………100
2.表面粗さの測定法……………………………101
3.表面うねりの測定……………………………104
■幾何偏差とその測定
1.幾何偏差の定義と表示………………………106
2.幾何偏差の測定法……………………………113
■内径・外径の測定
1.内径の測定……………………………………125
2.外径の測定……………………………………128
■ねじの測定
1.ねじの測定要素と誤差………………………130
2.おねじの測定…………………………………131
3.めねじの測定…………………………………134
4.ねじゲージによる測定………………………135
■歯車の測定
1.歯車の測定要素と誤差………………………140
2.ピッチの測定…………………………………141
3.歯形の測定……………………………………142
4.歯みぞの振れの測定…………………………143
5.歯すじ方向誤差の測定………………………144
6.歯厚の測定……………………………………145
7.歯車の等級……………………………………148
■測定機器の保守管理
1.計量管理………………………………………149
2.定期検査………………………………………150
<<検査法マニアル>>
■検査の基礎
1.検査の目的と種類……………………………154
2.検査規格………………………………………157
■一般的な検査方法
1.硬さの検査……………………………………159
2.質量・重さの検査……………………………161
3.温度の検査……………………………………163
4.圧力の検査……………………………………165
■材料の検査法
1.材料の欠陥の非破壊検査法…………………166
2.材料の強さの検査……………………………168
■作動機構の運転精度検査
1.工作機械の運転精度検査……………………171
2.運転検査………………………………………174
■不良部品の是正
1.不良品の取扱い………………………………175
2.不良品の是正方法……………………………175
<<問題の解きかた>>
問題(測定法)……………………………………178
答えと解説(測定法)……………………………178
問題(検査法)……………………………………191
答えと解説(検査法)……………………………194
問題(品質管理)…………………………………198
品質管理の急所……………………………………201
答えと解説(品質管理)…………………………203
問題(機械要素)…………………………………206
機械要素の急所……………………………………209
ねじ/歯車/キー・ピン・コッタ・リベット/軸と軸継手/軸受/巻掛け伝動装置/リンク・カム・ばね・ブレーキ/管用機素
答えと解説(機械要素)…………………………226
問題(機械工作法)………………………………228
機械工作法の急所…………………………………234
旋盤作業/フライス盤作業/研削盤作業/形削り盤・立削り盤・平削り盤作業/中ぐり盤作業/歯切り盤作業/ブローチ盤作業/手仕上げ作業/金型・治工具・機械組立て作業/鋳造・鍛造・溶接・板金・製かん・表面処理/潤滑
答えと解説(機械工作法)………………………257
問題(材料)………………………………………260
材料の急所…………………………………………262
金属の性質・鉄鋼材料/熱処理/非鉄金属/非金属材料
答えと解説(材料)………………………………274
問題(材料力学)…………………………………275
材料力学の急所……………………………………276
答えと解説(材料力学)…………………………278
問題(製図法)……………………………………279
製図法の急所………………………………………282
答えと解説(製図法)……………………………286
問題(電気)………………………………………288
電気の急所…………………………………………289
答えと解説(電気)………………………………291
問題(安全衛生)…………………………………292
安全衛生の急所……………………………………293
答えと解説(安全衛生)…………………………294
実技試験について…………………………………295

2021年10月25日刊行
青野典子 渥美京子 内田良子 大谷尚子 加納土 貴戸理恵 桜井智恵子 永田夏来 浜田寿美男 光畑由佳 山田真 著
特集
「働く母」の子育て
「お金・時間・責任」のプレッシャー
「ふつうに仕事と子育てをしたいだけなのに」と社会学者であり3人のお子さんのお母さんの貴戸理恵さんは語る。
仕事と子育てを両立させるために、様々な工夫があり、周囲との交渉があり、段取りがあり、気配りも忘れない。
「できる子、よい子」を求められたお母さんたちが、真面目で努力家の大人になって頑張っている。でも、そんなお母さんたちにこそ、ふと息をつき、肩の力を抜き、空を見上げるひとときも欲しい。
『ち・お』が送る「働く母」をテーマにした今号は、毎夜お布団に入ったあとの数分、数行を読んで気持ちが落ちついていく本。筆者の温かい眼差しを感じる一冊です。
定価1,760円(本体価格1,600円+消費税)
四六判/192頁/ISBN978-4-88049-930-7
送料無料!
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